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｢美味しかった。
ご馳走様でした｣
｢喜んでくれて良かったわー
またいつでも来てくださいね｣
康二くんに笑顔で見送られる。
目黒くんのお友達のお店ということを抜きにしても本当に美味しかった。
知らない間にお会計が済まされていて、
｢目黒くん、あの…｣
｢今日は俺が無理やり誘ったんでいいんです。｣
店を出た時にお財布を出すと目黒くんにこう言われてしまった。
仕方なくバッグに財布をしまう。
そして当たり前のように向かうのは私の家。
空はもう真っ暗だ。
深澤さんからあれ以降連絡は来ていない。
早く返事をしなければと気持ちが急ぐ。
家の前に着くといつもはすんなり帰っていく目黒くんが今日は少し立ち止まっている。
｢今日もありがとう。｣
何か言わなきゃと思い、在り来りなことを口にした。
そう言ったら笑顔になってくれると思ったのに、目黒くんの表情は険しいままで視線を合わせようともしない。
｢目黒くん？｣
そう問いかけた時急に引き寄せられた。
大きな目黒くんの胸の中にすっぽりおさまってしまう。
驚いて離れようとしたけれど力でかなうわけもなかった。
｢Aさん。
どうやったら俺の事好きになってくれますか？｣
｢ちょっと…ここ家の前っ｣
｢なんでこんなに好きになっちゃったんだろ…｣
｢…｣
｢Aさんは俺が出会った中で1番好きになった人なんです。
だから簡単には諦められない。｣
｢…ごめんね｣
｢謝るくらいならもっとちゃんと拒絶してください｣
｢ごめん｣
｢まぁそういうところもAさんらしいんだけど｣
目黒くんは悲しそうに笑って腕を解き、帰っていった。
抱きしめられた腕がじんじんする。
どうしてこんなに弱くなっちゃったかな…
恋愛なんて興味なかったのに。
今は見事に振り回されちゃってる。
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カフ(プロフ) - namanaさん» コメントありがとうございます！もどかしいですよねヽ(；▽；)ノこれからも楽しんで貰えるよう頑張ります！ (2021年1月23日 10時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
namana(プロフ) - ちょっと、ふっか黙って話を聞いてほしい！！笑 更新楽しみにしてますね(*´｀*) (2021年1月22日 18時) (レス) id: b11e04c615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフ
| 作成日時：2020年12月12日 12時
