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オフィスに戻ると深澤さんの姿は無かった。


この時間ならまだ社内のどこかにいるはず。


なんだか無性に深澤さんに会いたかった。


深澤さんに会って、大丈夫だよって優しくしてもらって…


自分を正当化したいだけかもしれない。


深澤さんにこのモヤモヤを埋めて欲しい。


かき乱されるこの感情を鎮めて欲しい。







オフィスを出るとエレベーターの方から歩いてくる深澤さんの姿が目に入った。


駆け寄ると私に気づいた深澤さんは笑顔で迎えてくれた。



「お疲れー早かったな。」


「はい。スムーズにいきました。」


「お!さすが」



深澤さんの手が私の頭を撫でる。



「深澤さんあの…」



仕事が終わったら会えませんか?


そう言いたかったのに


すぐにその視線は私の後ろに向けられた。









「おーなべ!
お疲れ!」









振り返るとそこには翔太が立っていた。



「お疲れ様です。」



一瞬だけ私と目を合わせ不機嫌そうな顔をする。


ほんの一瞬だったから深澤さんは気づいてないと思う。



「じゃあ俺はこれで。」


「あー待って。」



来た道を戻ろうとする翔太を深澤さんが呼び止める。


それと同時に深澤さんに肩を引き寄せられた



「なべ、俺たち実は付き合ってるんだ。」



突然の深澤さんの行動に私も驚いて2人の顔を交互に見る。


深澤さんは口調こそ優しいものの真剣な顔をしていた。


一方の翔太の表情は読み取れない。


怒るでもなく、喜ぶ訳でもない。



「そうですか。
別に俺には関係ないんで。
それじゃ」



あっさりそう言って歩いていってしまった。








さっきまであんなに深澤さんに会いたいと思ってたのに、また翔太のせいでぐちゃぐちゃになる。


翔太の姿が見えなくなって、深澤さんはすぐに掴んだ肩を離した。



「ごめん、つい。」


「いえ。」


「…嫌だった?」


「え?」


「俺たちの関係、なべに知られるの嫌だった?」


「そんなことあるわけないじゃないですか。
実はさっき私も報告したんです。」


「そっかぁ」



深澤さんは優しくも切ない表情で笑った。

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作品ジャンル:タレント
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神八爽蘭(プロフ) - namanaさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです(⌒▽⌒)ドキドキしていただけたようでほっとしてます!実は私もふっかが推しです!!ふっか編も頑張って書きますのでたのしまにしていただけると嬉しいです! (12月11日 22時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
namana(プロフ) - 初めてコメントします(^^)もうドキドキしながら毎日更新待ってました!笑 私はふっか推しだったので、次のふっか編も楽しみにしてますね( ´ ▽ ` ) (12月11日 21時) (レス) id: b11e04c615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月30日 19時

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