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人混みの中を通る時、1度深澤さんが私の手をぎゅっと強く握った。


なんでか分からないけど、その時に翔太の顔を思い出した。


エレベーターに閉じ込められた時、握られた手の力が1度だけ強くなった時があった。


あの時握ってくれた手の温かさをこんな時に思い出すなんてどうかしてる。







きっと私は今世間的に言ったら幸せの絶頂なんだと思う。



だけどなんで時々胸の奥の方がチクチクするんだろう。


それは決まって翔太のことを考えている時だ。


自分は幸せなんだって言い聞かせるたび、そのチクチクが強なる気がしてしょうがない。









「今日はありがとうございました。」




家まで送ってくれた深澤さんにお礼を言う。



「どういたしまして。」


「あ、そういえば!」



冷蔵庫に貰い物のデザートがあった。


深澤さんにあげようと思って取っておいたやつ。



「ん?」


「ちょっとここで待っててください。」



私は急いで自分の部屋に行った。


そして冷蔵庫に入った綺麗な紙袋を手に取り深澤さんの所に戻った。



「これ。」


「なーに?」



紙袋を深澤さんに差し出すと彼は不思議そうな顔をした。


訳の分からないまま紙袋を受け取る。



「この前のお礼です。
貰い物なんですけど…
ちゃんとお礼出来てなかったから。」


「お礼?」


「私が倒れた時、色々買ってきてくれたじゃないですか!
あれすごく助かりました。」



「…ん?あぁ。別にいいのに」



深澤さんは袋を見つめて少しだけ浮かない表情をした。


男性って甘い物が苦手な人が多い。


深澤さんもその類の人なのかもしれない。


だとしたらこれは迷惑だったかな。



「もしかしてあんまり好きじゃありませんでした?」


「いや、そんなことないよ。
ありがとう。」


恐る恐る聞くといつもの笑顔で返事が来たのでほっと胸を撫で下ろす。


「よかった。
それじゃあ、おやすみなさい。」


「うん。おやすみ。
また会社でな。」



こういう時上がってく?って聞いた方が正しかったのかな?


そんなことを一瞬考えたけど、もう深澤さんは後ろを向いて歩き出していたから声をかけられなかった。

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設定キーワード:深澤辰哉渡辺翔太目黒蓮 , SnowMan , 恋愛   
作品ジャンル:タレント
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神八爽蘭(プロフ) - namanaさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです(⌒▽⌒)ドキドキしていただけたようでほっとしてます!実は私もふっかが推しです!!ふっか編も頑張って書きますのでたのしまにしていただけると嬉しいです! (12月11日 22時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
namana(プロフ) - 初めてコメントします(^^)もうドキドキしながら毎日更新待ってました!笑 私はふっか推しだったので、次のふっか編も楽しみにしてますね( ´ ▽ ` ) (12月11日 21時) (レス) id: b11e04c615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月30日 19時

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