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「ねぇ、ちょっといい?」



あともう少しでお昼休みになる時、翔太に声をかけた。


ちゃんと話をしなくちゃいけないと思ったから。


朝から私を避け続けてる翔太に逃げられる前に引き止める。


翔太も分かっていたようで観念して黙って後についてきた。






向かったのは屋上。


昔よく翔太と語り合った場所。


この時間は誰もいないはず。


心のモヤモヤとは裏腹に晴れ渡った空。


振り返り後から入ってきた翔太を見つめる。


だけど一向にその視線は合わない。



「ねぇ、翔太の気持ちちゃんと聞きたい」



言葉にしたものの、聞いたところでどうするのだろうと思った。


だって私には深澤さんがいる。


あんなに私を大切にしてくれる人を捨てて、翔太を選ぶことなんて私には到底できない。


今だってこんなに罪悪感で押し潰されそうなのに…



だからちゃんとちゃんと気持ちを聞いて、ちゃんと断って…自分の中のモヤモヤを整理したいの。


私達、前に進めるように。




なんて本当はスッキリするのは私だけで、翔太を余計苦しめるだけなんじゃないか。


こう思う全てが私のエゴなんじゃないか。とさえ思えてくる。









もう私は気づいていた。


ここまで思うのは、自分が翔太に対して特別な感情を抱いてしまっているからだ。


それがいけないことだとわかっているから早く食い止めたかった。


これ以上いったらもう戻れなくなる。









夏の日差しがジリジリと肌を焼く。


しばらく沈黙が続いたあと、翔太は俯いたまま



「ごめん。
昨日のことは忘れて欲しい。」



と言った。









望んだ答えだったはずなのに、胸がすごく苦しい。



「…わかっ、た。」



どうして今気づいちゃったんだろう。


もっと早かったら、それか気づかないままだったら幸せだったのに。


だけど、この想いは封印しなきゃね。


翔太が屋上から出ていった後、少しだけ泣いた。

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作品ジャンル:タレント
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神八爽蘭(プロフ) - namanaさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです(⌒▽⌒)ドキドキしていただけたようでほっとしてます!実は私もふっかが推しです!!ふっか編も頑張って書きますのでたのしまにしていただけると嬉しいです! (12月11日 22時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
namana(プロフ) - 初めてコメントします(^^)もうドキドキしながら毎日更新待ってました!笑 私はふっか推しだったので、次のふっか編も楽しみにしてますね( ´ ▽ ` ) (12月11日 21時) (レス) id: b11e04c615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月30日 19時

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