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それからしばらく作業を続け、なんとかキリがいいところまで来たのでPCの電源を切って片付けを始める。


チラッと翔太の方を見るとまだ仕事を続けている様子だった。


翔太が集中している間に帰ろう。


バッグを抱え忍び足で歩く。


というか何も悪いことしてないのに、なんで私がこんなに気をつかっているのか…


悪いのは翔太だ。


とはいえ今日は極力翔太と関わりたくない。


オフィスのドアに手をかけた時だった。




「おい」






翔太の声が私を呼び止めた。


驚いて肩を震わせる。



「な、なに?」



声掛けたくせに私の問いかけには答えずにこちらにやってくる翔太。


また文句でも言われるのかと思い警戒する。



翔太との距離が思いのほか近くて
私はドアと翔太の間に挟まれる状態になる。


距離を取ろうとして手をかけたドアノブを回そうとしたがそれを翔太に阻止される。


掴まれた手、エレベーターの時と同じ温かい手。



翔太は何がしたいの…?










もう一度問いかけようと上を向いた時、翔太の唇が私の唇に触れた。


突然のことに驚いて離れようとするけれど、離すまいと翔太が強く抱き締めてくる。



「ちょっとっ…!」



力でかなう訳もなく、私は翔太の腕の中におさめられたまま、僅かながらの抵抗で翔太の胸を押した。



「わかってんだよ。
お前は深澤さんの彼女で、こんなことしちゃいけないってことも。
俺のこと毛嫌いしてるってことも。
だけど、今は離したくない」



私は抵抗するのをやめた。


いつも強気な翔太があまりにも弱々しくて、今にも消えちゃいそうだったから。



「しょ…た?」


「…わりぃ、俺何やってんだろ。
気をつけて帰れよ」



翔太は私からすっと離れると顔を見ることなく自分のデスクの方へ戻り、バッグを持ってオフィスから出ていった。


私は呆気に取られ動くのを忘れていた。


だってまさか、キスされるなんて思わないでしょう?


翔太は私のこと気に入らなかったんじゃないの?

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作品ジャンル:タレント
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神八爽蘭(プロフ) - namanaさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです(⌒▽⌒)ドキドキしていただけたようでほっとしてます!実は私もふっかが推しです!!ふっか編も頑張って書きますのでたのしまにしていただけると嬉しいです! (12月11日 22時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
namana(プロフ) - 初めてコメントします(^^)もうドキドキしながら毎日更新待ってました!笑 私はふっか推しだったので、次のふっか編も楽しみにしてますね( ´ ▽ ` ) (12月11日 21時) (レス) id: b11e04c615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月30日 19時

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