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居酒屋を出ていつものようにタクシーをつかまえるのは私の役目。


今日はいつもより少しだけ酔いが回っている。


でもそのくらいの方がいい。


今日はなんだか色々考えて疲れた。


深澤さんもそうみたい。




タクシーに乗ってすぐ私から深澤さんの手に自分の手を重ねた。


深澤さんは何も言わずに手をひっくり返して指を絡めてきた。



「今日さ…行き先うちでいい?」


「…はい。」



深澤さんがドライバーに目的地を伝えるとゆっくりとタクシーは動き出した。


深澤さんは窓の縁に肘を置いて外の景色を眺めている。


時々絡めた指をふにふにと触ってくる。




なんとなくわかってた。


私も今日は深澤さんと離れたくなかった。


いつものように別れたら、また頭の中が翔太でいっぱいになりそうで怖い。






深澤さんが繋いでいない方の手で器用に会計を済ませそのまま私たちはタクシーを降りた。


深澤さんの家には初めて行く。


本当はもっと準備していきたかったけど、致し方ない。


夜なのにまだむし暑くて、つないだ手にも熱が篭もる。




無言で手を引かれ深澤さんが部屋の鍵を開けて入口のドアが閉められた瞬間に抱きしめられた。



「ねぇ、ほんとにいいの?」



数センチの距離で聞かれる。


深澤さんはいつも先に進む時確認してくれる。


それが深澤さんの優しさだと分かっている。


他に理由が隠れていることも。





「…してくださいっん…」




言い終わるのと同時に唇を奪われる。


どんどん深くなっていくそれ。


初めてじゃないけど、あまりにブランクがありすぎてついていくのに必死。


深澤さんがうますぎるのか…



そのまま何度もキスをして縺れ合うようにベッドに倒れ込んだ。



「A、好きだよ…」



組み敷かれた体もキスでドロドロに溶かされた頭の中も言うことを聞かない。


そのまま深澤さんを受け入れもう一度唇を重ねた。




もう何も考えられない。


望んでいたことだ。


これでいいんだ。


これで、いい。


冷たい翔太のことなんかもう知らない。







深澤さんにしがみついてその優しさを求める。


汗の滲んだ肌が触れ合う。


ジメジメしたのは嫌いなのに、何故か嫌じゃない。


全て溶かされてしまいそう。


夜は熱く深まっていった。

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作品ジャンル:タレント
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神八爽蘭(プロフ) - namanaさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです(⌒▽⌒)ドキドキしていただけたようでほっとしてます!実は私もふっかが推しです!!ふっか編も頑張って書きますのでたのしまにしていただけると嬉しいです! (12月11日 22時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
namana(プロフ) - 初めてコメントします(^^)もうドキドキしながら毎日更新待ってました!笑 私はふっか推しだったので、次のふっか編も楽しみにしてますね( ´ ▽ ` ) (12月11日 21時) (レス) id: b11e04c615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月30日 19時

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