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深澤さんって仕事バリバリこなすくせに、誰にでも気さくで優しいからたくさんの女の子に無意識に思わせぶりな態度を取っていそう。
「こういうこと簡単にしない方がいいですよ?
私だからいいかもしれないけど…」
「それは私以外にしないで、ってこと?」
「そういうことじゃなくて、私以外の子だったら勘違いしちゃうってことです。」
「なーんだ。
言っとくけど俺、A以外の子に不用意に触ったりしないよ?」
「は?」
何言ってんだこの人。
唖然として開いた口が塞がらない。
これも女の子落とす時の常套句?
どうせいろんな子に言ってるんでしょう?
君だけだよ、ってさ。
だから私には通用しないんだって。
「今のA、めっちゃ間抜けな顔してる。」
当の深澤さんは私の顔を見て笑っている。
「じゃ、俺残業してくからまた明日な。
また今度呑もうよ」
「セクハラ上司と二人ではもう呑みません。」
「おい!セクハラ上司って…
寂しいこと言うなよ。
そうじゃなくて目黒の歓迎会、まだしてなかったろ?」
そういえば…目黒くんがこの部署に配属されてからしばらく経つけど歓迎会の話なんて一切出てきてなかった。
そろそろ考えないとね。
「お酒の美味しいところでお願いします」
「はいよ〜、お疲れさん。」
そう言うと深澤さんはオフィスに戻っていった。
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神八爽蘭(プロフ) - りんごさん» りんごさまコメントありがとうございます。喜んでもらえて嬉しいです!誰オチの作品でも楽しんでいただけるよう頑張って考えますので楽しみにしていてくださいね! (2020年11月30日 17時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - え?!全員分のオチを考えていただけるなんて嬉しすぎます…!ありがとうございます!!更新楽しみにしています! (2020年11月29日 22時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月16日 20時