あのね、パパ【伏黒恵】

予想はしてたけど ページ31

由依「……」






凪「…全く」







まぁ、案の定というか。
2人とも初日から少し険悪だったから。






由依「あんたが勝手に動くからでしょ！！」






凪「俺には誰かと協力するなんて必要ない
俺は強い」







由依「はぁ？！
Aの方が倍強いけど？！
あんたなんかありんこよ！」








先生も呆れてるじゃん。
全くはこっちのセリフだって。









凪「こんな女のどこがだ
おい、少し手合わせしろ」







貴方「……だって奏」







全力で首を振る奏。







貴方「先生…」






篤也「まぁ、解らせてやれA
容赦しなくていい」






はぁぁぁ…
なに、猛獣使いじゃないんだけど。









制服のまま運動場にくる。
相手をダウンさせればいいらしい。

え、いいの？
ええ？






この人の術式は自分の父親と同じらしい。
まぁ関係ないけど。









篤也「初め」









一瞬で背後に回って
思いっきり背中を蹴って足で押さえる。








貴方「はい勝ちー」







人間相手はだめだね。
簡単すぎる。







凪「！！
どけ！「無理だよ、あんたじゃ私には勝てない」」









どんだけここまで苦労したと思ってんの？









凪「舐めるな！！」









貴方「それは私のセリフ

強いのを過信していいことなんて何一つない
ただひとを傷つけるだけなんだから

本当に」








自分の力をどれだけ捨てたかったか。







こういう人には今はまだ解らないでしょ。

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