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一「………は…?

俺、じゃない…私を追い出す……?」


いきなり吐きかけられたその言葉は、一松としては信じがたいものだった。

『お前は役立たずで、家に置いておくのも邪魔だ』

なんて急に言われても彼に行く所などない。
一松には頼れる人間など、誰一人もいなかったのだ。
…………頼れる、人間・・()、は。


“これからどうしたらいい?”
彼は窓の外を見て、途方に暮れていた。
ただ何処を見つめるでもなく、遠くをぼうっと眺めていた。
手には開いた聖書を持っていた。

“役立たずだから追い出される…なら、役に立つシスターになれば、追い出されずに済むのか?”

如何にか打開策を考えていたが、やがて聖書さえも投げ出して、ベッドに寝転がった。
“ぽっと考えて出来るなら、もうとっくにやってるっつの…”
そのままゴロゴロと転がって、その内一松の体はベッドから床へと叩きつけられた。

打った額をさすりながら、彼はゆっくりと起き上がる。
「痛い…」と呟けば、より痛みが主張を始め次第に涙が溢れていた。
今まで自分なりに頑張ってきたのに、って悲しみばかりが心を支配する。

ベッドに突っ伏して、声を押し殺すように涙を流し続ける。
ふと、背後から声をかけられる。

神「一松、願いなさい」

一「…………神、様」


神「貴女はどうしたい」


一「…私、いえ………俺は…………!」



“シスターとして皆に認められたい!”


そう思った一松の体を、光が包んだ。
直後酷い頭痛に見舞われて、一松は意識をなくした。

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おそ松さんgirl(プロフ) - みくさん» ありがとう!頑張る!! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 1f58a69c9c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 面白いよ!更新頑張ってね! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 7f167612e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松壱 | 作成日時:2018年5月20日 12時

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