検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:142,365 hit

捌番目と生徒会長 ページ16

Aside



次の日、私は寧々ちゃんと2人で屋上に入り浸っていた

今はお昼休みだから、怪異だとバレないように人間の姿で過ごしている

寧々ちゃんは私の首や鎖骨についているたくさんのキスマークをチラチラ見ていたので、
少し気が引けたが、昨日のことを話した

真っ赤な顔をしながら必死に私の話を聞いている
かわいいなあほんと


「…あ!」


寧々ちゃんの急に顔がぱっと明るくなった
……乙女の顔だ


「Aちゃん見て!!」


「?」


寧々ちゃんの指差す方を見ると、爽やかなイケメンくんがいた
屋上のドアの方に立っている
今入ってきたのだろう


「あの人がどうしたの?」


「源先輩って言ってね、イケメンで生徒会長を努めてて、すごく優しい殿方なの…
はあ…かっこいい」


寧々ちゃん、目がハートになってる
…オーラとか雰囲気は全く違うけど、何となく少年くんに似ているような…


「ねえ寧々ちゃん、あの人って…」


「こんにちは」


私達に気づいた生徒会長サンがニコっとしながら近づいてきた


「……まずい」


これ私が怪異だって気づいてるかも
私と一瞬目があったときに、あいつめっちゃ睨んできたし


「ね、寧々ちゃん
私先にお暇しようかな…」


「まちなよ」


「ひぇ…」


逃げようとしたが、ガッと腕を掴まれた
掴む力が強すぎる…
寧々ちゃんに助けを求めようとしたが、
何が何だか分からないままオロオロしている

どうしようかと悩んでいると、生徒会長サンが口を開いた
わあ…ものすごく黒い笑顔


「神楽坂A、話がある」

捌番目と生徒会長→←七番目の不安



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (222 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
468人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天の河 - 好きです。大好きです。もうほんと好きです。更新、頑張って下さい!楽しみにしてます! (2020年4月29日 14時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 結構面白いです!更新、頑張ってください。最近コロナ流行ってるので、気を付けてくださいね!ではでは、続き待ってます!この際だから、お気に入り入れときます! (2020年4月25日 10時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
季依(プロフ) - いいっすね。 グッド続きがー続きがーはい、読みたいです。 (2020年4月5日 8時) (レス) id: 6c3da3b886 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みみみ | 作成日時:2020年1月25日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。