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あの子への執着 ページ15




その発言に乗ったのは、金髪の美しい男だった。
彼はAを愛しているひとりで、愛する相手にも完璧を求めてしまう厄介な人物である。


「あらレオナ。あの子は私のものよ、勝手に手を出さないでちょうだい。増してや喰うなんて・・・これだから野蛮人は嫌だわ」

「うるせぇヴィル。誰がお前のものだって?・・・彼奴は俺の番だ、もう印だってつけてる」

「そんなことして余裕が無いの丸わかりよ。可哀想に、そこまでしないと見てくれないのよね?」

「チッ、黙ってろ。お前だって・・・・・・」


ヴィルとレオナの言い合いがヒートアップしてきた頃、中々辞めないふたりに痺れを切らしたリドルは静かにして下さい、と制止の声をかける。
ふたりは渋々言い合いを辞め、リドルの方を見る。


「全く・・・もう少し冷静になってください」


そうは言っているが、彼自身も冷静ではいられない。先程から手の位置を変えたりと落ち着きがなく、仮にも先輩に向けた言葉はどこか棘があった。

それもその筈、好きな・・・いや、愛している相手に逃げられたのだから。

僕が何をした?いっぱい君に愛をあげたのに、何故逃げられたんだ____

絶望と怒り、そして悲しみ・・・・・・。
色々な感情が交差して、彼をオバブロ寸前の状態にさせている。

一方その隣で胡散臭い笑みを浮かべる眼鏡姿の男は、目の前で起こっていることに対してなんの興味も持っていなかった。

愛するが故に→←人生への諦め



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紫苑(プロフ) - 何故だめっちゃ良いところで終わるのだ (1月24日 21時) (レス) @page30 id: b3d66c8e31 (このIDを非表示/違反報告)
名無し64451号(プロフ) - めっちゃきになる、、!!! (2023年4月1日 1時) (レス) @page30 id: 6f674f571c (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ - お、おわりぃぃー!? (2022年12月20日 16時) (レス) @page30 id: 186cc97eda (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 続きが気になります〜!急かすわけではないんですけどできたら続きが読みたいです☺️!!! (2022年8月23日 23時) (レス) id: 1cfa02e0c5 (このIDを非表示/違反報告)
- 一年前だと。。。!更新お待ちしてます!面白かったです! (2021年12月7日 19時) (レス) @page30 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひぐさん | 作成日時:2020年7月28日 17時

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