五話 ページ6
するとそこに居たのは大好きな3人で慌てながら
こちらに駆け寄ってきた。
「ちょ、A？ そんなに泣いてどうしたんですかッ！ 何か怖い夢でも見たんですか？」
「Aッ！ 大丈夫ですか！もう心配ありませんよ、？ 」
「ちょッ！ なに泣いてんのぉ？
もぅ大丈夫だよー？ 俺らが来たからねぇ、」
「ヒグッ、みんなぁ！」
Aは三人に飛びつくが、支えきれなかったのか
バランスを崩した三人はAを庇うようにしながら後ろに倒れる。
「ッ！ ちょっとA、危ないでしょう！
怪我でもしたらどうする……、A？」
「ぅ、こ、こわかったぁ…、、くらいところも、、
まわりにだれも、いないことも、
ぜんぶぜんぶ、こわかったぁ！」
そう言うと安心したようにまた泣き出すA。
そして三人はポカーンとした顔になる。
まさかそんな事言われるなんて思っていなかったからだ。
それから固まること、約数分。
一番、最初に意識を取り戻したフロイドはAに話しかける。
「ごめんねぇ、気づいてあげられなくて、、。
そういえばAって小さい時、寂しがり屋で
暗い場所が大嫌いだったよねぇ？」
そう言いながらAを抱きしめ安心させる為に背中を優しくさするフロイド。
後の二人も意識を取り戻し、Aの元へと
歩いてきゆっくりと頭を撫で謝罪の言葉を繰り返す。
それから、少しずつ泣き声が少なくなってきて
Aはフロイドの胸の中から顔を出し、
ゆっくりと三人を見上げた。
「…ひとり、こわかったけどね。さんにんがね、きてくれたおかげでね。もうこわくなくなったよ！」
だからごめんなさいはもう終わり、というAの言葉に三人は何故か涙が出た。
それからは大変だった。
三人が泣く事でAの止まっていた涙がもう一度流れ出し、誰も止める者が居なくなった事で数十分、収まるまで泣きじゃくった。
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Luis(プロフ) - しろさん» ありがとうございます。とても励みになります！ 少しずつですが投稿していくのでご期待に答えられるように頑張ります！ (2022年9月3日 1時) (
レス) id: e9902680b1 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしてます！ (2022年8月31日 23時) (レス) id: 93afb517a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luis | 作成日時：2022年4月24日 20時
