私 曖昧が故にシンパシー ページ4
類side
えむくんが泣きながら全てを説明してくれた
Aは家で決められた婚約者がいる事､Aが18歳になる誕生日の次の日には身内のみでの結婚式が行われる事､そして本当は言ってはいけない事だからみんなには言えなかったという事
不幸中の幸いなのがAの誕生日はまだまだ先である事だ
それを聞いた僕は魂が抜けたかのように固まった
別にえむくんに失望した訳ではないしむしろ伝えてくれた事への感謝と辛かっただろうという同情をした
多分司君も寧々も同じ気持ちだったと思う
しばらくはえむくんの泣き声だけが聞こえていた､みんな状況を飲み込むので精一杯だった
その時寧々がおもむろに口を開いた
寧｢ねぇえむ､Aのお兄さんってさお家を引き継いだりしないの、、、？普通長男とかが引き継いだりするケースが多いから、、、｣
Aにお兄さんがいたのは知っていたが本当に居ると言う存在しか知らなかったのだ
えむ｢ｽﾞﾋﾞｯ､あのねAちゃんのお兄ちゃんはねお医者さんをやっててねとても忙しい人なの｣
その時大体の事を理解した､きっとAのお兄さんは身体の弱いお母さんの事を治したくて医者になったんだなと
司｢それでその兄はどこにいるんだ？妹がこんな目にあってるのに助けに行かないのは少し酷くはないか？｣
うーん流石シスコンスター､と思ったが僕も少し同意したので言わないでおいた
ｴﾑ｢あのねAちゃんのお兄ちゃんはもう結婚してるの｣
その時本当に言葉を失うとはこういう意味なんだなと関心した､感心してる場合じゃないけれど
ｴﾑ｢Aちゃんのお兄ちゃんは23歳なんだけどね18歳の時にお家を出て20歳の時にはもう結婚してたみたい｣
その時僕は顔も見た事のないAのお兄さんに怒りの感情を抱いた
類｢えっとそれはつまりもうお兄さんは家庭を持ってしまったから残ったAに婚約の話だとかが全部流れていった､という解釈でいいかい？｣
えむくんは静かに頷いた
次こそ僕は怒りを通り越して殺意を抱き始めた
寧｢えっ､それはちょっと自分勝手過ぎない？｣
寧々の意見にみんな同意している様子だ
しかし焦ったように話を再開したえむくんからは衝撃の一言だった
ｴﾑ｢あまりこれは言わない方がいいかもしれないけどAちゃんのお兄ちゃん親とはもうさよならしてるの、、、｣
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さふゆわ - 社会人なのですね！お仕事、頑張って下さい！ (2023年1月15日 17時) (
レス) @page6 id: cde793218e (このIDを非表示/違反報告)
カロテン(プロフ) - とっくのとうに笑顔(ただのニヤけ)ですよ！！！！！！あなたの小説でもうすでに笑顔(下劣な笑み)←ですよ！！！！(((((( (2023年1月13日 22時) (レス) id: 4f5b38d4c7 (このIDを非表示/違反報告)
紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 大胆不敵なセンソリー…？ﾊｯ!どんまいどんまい大丈夫。笑わせてあげるから (2023年1月13日 17時) (レス) id: 01439bd18d (このIDを非表示/違反報告)
カロテン(プロフ) - 曖昧さ故にシンパシー…？??????(既視感と安心感)大胆不敵なセンソリー…？((((あっ(は？？？) (2022年9月10日 16時) (レス) @page4 id: 00c36c47e3 (このIDを非表示/違反報告)
てぇてぇ。 - 一気読みしました…！！めっちゃ続きが気になります！ (2022年9月6日 22時) (レス) @page4 id: 7fba770b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リマネ | 作成日時：2022年8月24日 20時
