Walking with you 7 (ページ33)

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｢原田イツコさん 76歳ん"ん"ｯｯ、関節痛が酷くて受診です。患部が少し腫れてて熱っぽいそうです。｣

｢そっか、、でも関節からくるもんかな、？もしかしたらどっか感染して炎症起こしてるかもだね、体温は何度だった？｣

僕は今、大野さんのクリニックで働いている。

｢にの、ちょっと苦しいんじゃない？気のせい？｣

｢ちょっと苦しいかもです。｣

｢吸入して様子みて？吸入しても落ち着かなかったらまた声掛けて？それまで相葉ちゃんに代わりお願いするから。｣

｢はい、、では、一旦失礼します。｣

季節の変わり目で調子が崩れてきたかな？

｢にのちゃんここは俺に任せて！｣

休憩室に向かう途中、相葉さんがそう声をかけてくれる。

大野さんの影響でこの先輩までニノなんて呼ぶようになっちゃった(笑)

仲間の暖かい気遣いのシャワーに、窓から見える雨空が吸入器に負けないくらいの特効薬になって苦しさを取り除いてくれる。

僕もいつかそんな存在になれる日が来ますように。