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あとから気付いたけど、目覚めた時僕はICUに居て、その日のうちに一般病棟に移った。
病院の人たちの目を盗んで櫻井さんの病室に行き、謝罪した。
｢正直許せません。入院が延びたことでプロジェクトから下ろされました。急性アルコール中毒に至るまで商談を張ったのに、、水の泡ですよ。もう、、顔も見たくありません。出ていってください。｣
絶望、不安、怒り、憎しみ、悲しみ、、たくさんの負のオーラを纏った櫻井さん。
少しでも許して貰えると期待した僕は大バカだ。
許してもらえるはずなんてないのにね。
奇しくも自分で作り上げた居心地の悪い環境。
早く逃げたくて逃げたくて。
でも逃げれば、、入院費を払わずに出ていき警察沙汰だし、反省文を書かされる担当の看護師さんにも申し訳ないし。
退院するまで自分の心に鞭を打って耐えることを誓った。
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年7月7日 3時
