僕らの日々 (ページ9)

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｢喘息で間違えないですね。｣

結局病院に来てしまった。

耳鼻科の時みたいにすぐに帰れると思ったら色々と検査をされ、結果喘息と診断された。

｢長期的に付き合わないと行けなくなるので、ご両親にもしっかりと説明した方がいいかと思います。今から呼べたりするかな？｣

来なきゃ良かったと後悔。

母さんにも父さんにも、ほかの4人にも心配かけたくない。

｢呼べ、、ません。帰ってからちゃんと説明するんで呼ばなくて大丈夫ですかね？｣

｢んー、、、、下手したら発作で命を落とすこともある恐しい病気です。帰ってから絶対に説明するって約束してくれるなら呼ばなくて大丈夫ですよ。｣

遠回しに“死ぬ”というワードが出てきて驚いた。

けど、喘息ってことが他人事のように思えて、そんなに恐くはない。

｢必ず説明します。｣

とりあえずそう返事をし、薬をもらって自転車に乗る。

言わなくても、、だいじょぶだよね？！

ほんとに辛くなったら言えばいいし、よくある運動制限とかもかかってないんだから全然大丈夫でしょ。

俺の誤った判断でこれからたくさんの試練に立ちはだかる事になる。

この時ちゃんと説明できてたら喘息はすぐに治ってたかもしれないのに。