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｢え、｣
｢なんでバレた？｣
床の清掃をしていたところ、品出しをしてる智に遭遇。
｢たまたまだから。｣
｢でもそんなことある？ビックリしたよ。
やっぱ始めたばっかの時期は清掃だよね〜。そのうちレジ打ちの練習とかしてレジ入ったりするよ｣
｢じゃあ品出しは？
俺品出ししたいんだけど｣
お昼休みが見事に被り、智とランチ。
｢あれ、2人、もしかして兄弟？｣
そこに鈴原さん。
俺らのネームプレートに書かれた“羽原”という名字を交互に見る。
｢あ、す、鈴原さん…｣
｢お疲れ様です鈴原さん
そーですよ、兄弟です！一緒に食べます？｣
｢あぁ、いいの？！じゃ！｣
やっぱ智は慣れてんな。最初に出てくる言葉が｢お疲れ様です｣だもんね。
｢え、5つ子だったの？！初耳だよ〜！
2人は何番目と何番目？｣
｢智が1ばんで俺が4番です｣
｢そうなんだ〜、みんな元気？多胎児だと障がいとかがつきものだけど｣
｢元気です元気！ひとりは1年生ながらバスケのレギュラーに抜擢されてるんです！サッカーやってるのもいるんですけど、結構凄くて。｣
｢そーだねー。2番目のは高校、首席で合格してるんですよ〜
それにサッカー部にも入ってて、ふつーに上手いと思います。｣
｢それはすごいね〜！あ、じゃあ、ぜんそくもちなのはどの子だ？｣
1番気にしてた問題。
今日が俺の命日かな？
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年6月12日 2時
