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相葉side
大野くんの運動神経の良さやポテンシャルの高さ、回復力は俺の想像の遥か上をいってた。
いつも通りお見舞いに行くと、酸素マスクに点滴にモニターに…フル装備の和。
今回は胸腔ドレーンってのも和の胸に刺さってるし。
聞くと、左心不全が原因で胸水が溜まっていた和。
前の日まで超元気でも、多くの持病を抱えてる和にとっては、病気が急激に悪化しちゃうのはよくあること。
今回もそのパターン。
で、庭に出てる時に発作的な症状が出てしまったらしい。
そんな時に一緒にいた大野くんが、自分が乗ってた車椅子に和を乗せて、急いで院内に連れていったとのこと。
両足を骨折してて、左は軽傷だったからほぼ完治に近い状態にあるものの右足はまだ入院が必要なレベル。
それなのに怪我をしてない人のような自然な足取りで和を運んだらしい。
それを見た病院の関係者はみんなそれに感激していたそうだ。
雅｢骨折してても運動神経いいんだね｣
智｢俺も自分にびっくりしたよ｣
雅｢とりあえずありがとね。言ってなかったけど、和、結構重い病気抱えてて。素早い処置のおかげでこの状態で済んでるから、先生もめちゃくちゃ褒めてたよ！｣
智｢そうだったんだ、助かってよかったよ、！｣
2人で楽しく話してるとお見舞いに来た翔ちゃんとJくん。
潤｢え、ニノどうしたの？｣
翔｢こんな機械初めて見るんだけど｣
雅｢肺に水溜まっちゃっててさ、今抜いてるところ｣
潤｢胸水とかゆーやつ？｣
翔｢それって心不全とかが原因だよね？ニノ大丈夫なの？｣
理解が早い知識人たち。
潤｢あの、、大野さんですよね！｣
和の話が一段落すると大野くんを見て驚くJくん。
雅｢Jくん知ってんの？｣
潤｢そりゃもちろん！去年の体育祭で青軍のダンスの振り付けされてましたよね！YouTubeで見ました！｣
熱く語りだすJくん。
智｢よく知ってんね(笑)｣
大野くんが和を助けたことを伝えると、更に熱くなるJくん。
潤｢さすがです！やっぱ大野さんは違いますね！｣
完全にベタ惚れしてるJくん。
もうどうすることもできなくて、、、翔ちゃんと逃げた(笑)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2023年1月28日 0時
