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朝が来た。
申し送りが終わり、帰宅しても良い頃になった。
けど、ずっと二宮さんのことが気がかりで、退勤する前にもう一度彼の病室を覗きに行った。
｢二宮さん、看護師の松本です。入ります。｣
寝てるだろうと思い、返事を聞かずにカーテンをそっと開けた。
そしたら顔の前で拳を掲げて構えている二宮さん。
充血し、水分量の多い目だが、彼の目の奥から“恐怖”や“警戒”といったものが見える。
ものすごく強くキリッとした眼差しで思わず間抜けな顔をしてしまう。
｢あの、、、っ｣
そして、頼りない弱々しい声まで口からこぼれ落ちる。
無言で睨まれること数秒。
｢勝手に入ってきちゃってごめんなさい、。心配で様子見に来ちゃいました、、お加減いかがですか？、｣
震えながらも声をかける。
すると、目の力が一気に抜け、構えていた拳が解け、ベッドの柵に掴まる二宮さん。
｢二宮さんっ、、｣
一瞬ビクッと身体を震わせた二宮さんだったが、体力ももう限界なんだろう。
身体を支えた手に体重がかかる。
｢お身体、ゆっくり倒しますよ、｣
乱れてしまっている布団を優しくかけ直す。
｢二宮さん、ちょっと失礼しますよ｣
左手で脈を確かめ、右手をおでこに伸ばす。
脈はものすごく早くて、おでこは熱い。
｢二宮さん、どこが辛いですか、？｣
そう聞くと、
｢かえりたい、｣
と彼がひと言。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» 私もそろっと卍だしてこようかと思ってて!!!!!桜の季節を感じられるようなお話を12の方に書いてみました！良かったら読んでやってください！ (2023年3月16日 22時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - もうすぐ桜の季節ですね。花咲荘にも笑顔の花がどんどん咲きますように！卍くんも来ないかなぁ〜。ありがとうございました💛 (2023年3月16日 19時) (レス) @page50 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - こうるさん» こんばんは！それはそれは良かったです🥲こうるさんが眠れるようにまたあったかいお話が書けたらなと思ってます！これからもどうぞよろしくお願いします🙇🏻♀️ (2023年3月16日 2時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
こうる(プロフ) - 今実は眠れなくて不安だったのですが、あたたかいお話にほっこりさせていただきました。ありがとうございます。これからも応援しています！！ (2023年3月16日 2時) (レス) @page50 id: 9b5a4b5516 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - zawamiyaさん» ご愛読ありがとうございます！嬉しさで胸がいっぱいです！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月10日 21時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2023年1月9日 4時
