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｢まつもと、っっ、、けほっ｣
目を覚ますと、同僚くんのドアップ。
｢おぉぉぉ、だいじょぶか？ったく、無理しすぎなんだよ。｣
声を出すと胸が痛み、自然と咳が零れる。
そうすれば、優しく胸に手を置いてくれる。
そんなに親しくないのになと思いながら、動けない僕は受け入れている。
｢お前、ほんとに命に関わるほど危険な状態だったんだぞ。病院から、お前が居なくなったこと聞いてから、部署のみんなで探したんだからな。ったく…。まぁあんなかわいい犬がいればそりゃ心配になるよな。｣
話すことさえも難しい僕の代わりに、彼が沢山喋ってくれる。
顔が濃くて、プライドが高そうで、性格もそんなに良くなさそうで。って思ってたんだけど、コイツイイヤツ。
かける言葉には、普通の人に無いような温かさがあるし、部長からプレゼントされたであろう紫のネクタイをなんの躊躇もなく着用してる。
一見オラオラ系に見えるものの、あったかくて、美意識が高いところ。何となくうちのJに似てるなって。
名前も松本潤だし、名前のアルファベットの頭文字が一致してるあたり、親近感がわく。
｢お前ん家の犬、結構かわいいな。咳き込まずに喋れるようになったら、名前、教えろよな。｣
かっこよく微笑んだ彼。
彼が掲げている液晶の奥にはうちの子が元気よくご飯を食べてる姿が。
身体が回復したら、おおのさん似の人、しょうさん似の人、まーくん似の人、全員見つけてみたいな。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます！兄弟設定のお話大好き人間なんで、はじまりの年は結構お気に入りなんです！続編的なもの書いてみようと思います！ (2023年2月5日 7時) (
レス) @page34 id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はじまりの年、とても素敵なお話でした。この設定で長いお話も読んでみたいなぁ、なんて思ってコメントしました。作品、いつも楽しく拝見しています。 (2022年12月22日 8時) (レス) id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年11月5日 1時
