Walking with you 3 (ページ12)

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｢──んでさ、なんか知らないけど、だいじょぶですなんて言っちゃって(笑)｣

｢それ期末の疲れだよ(笑)テストも終わったことだしカラオケでも行く？｣

｢だな、でもその前に、もっかいあそこ行ってみたい｣

｢いいじゃん、俺も行ってみたいんだけど(笑)｣

高校で仲良くなった潤。

これがまぁイケメンで、頭が良くて、運動神経がいい奴なんだわ。

ノリも良くて、結構長いことつるんでる。

｢完全に俺らの帰路じゃんか(笑)どーする？もういっその事ウチくる？｣

｢いいね、お邪魔するわ｣

｢うん。っあ！今猫のしっぽが！あそこ？｣

急に無邪気にはしゃぐ潤。一気にテンションが上がったのが分かる。

｢そんなに好きなの？｣

｢うん！兄弟が動物アレルギーもってて、動物飼えなかったから、特別な感じがして、なんかすごい惹かれるんだよね｣

｢え、兄弟いたの？何気に初耳なんだが(笑)｣

｢あれ、言ってなかったっけ？(笑)｣

そんな会話をしながら歩けば、目的地もあっという間で、、

｢けほげほげほげほっ、、えほげほっ、、ﾋｭっげほげほっ｣

空き地のすぐ近くまで来れば、激しい咳をする誰かの声が聞こえ、

｢かずっ｣

それが誰なのか確認しないうちに、声を上げ、隣の潤は走った。