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久々のテレビ局。
この局は、翔くんとかニノのレギュラーがある局だから、タイミングが合えば会えそう。
“他のメンバーのスケジュール知ってる？”
マネージャーにLINEを入れ、机に置かれた番組の台本を手に取る。
｢松本さん、メイクのお時間少し遅れちゃうのですが、、、｣
ペタッペタッペタッペタッ
メイクさんが呼びに来たと同時に、廊下から聞こえてくる、あの足音。
｢構いません、ちょっと失礼｣
ドアを少し開け、控えめに言うその人を跳ね除け、楽屋の外に出る。
｢やっぱりだ、！｣
俺の声に振り向く、猫背の男。
シャワーでも浴びてきたのか？
半乾きの髪に赤い頬。
嬉しくて足早に近付けば、彼の膝がカクンと折れる。
それはまるでスローモーションで、ゆっくりと目元にかかる茶色の前髪から少し色気を感じる。
｢だいじょぶ？｣
固く目を瞑って、頭に伸びる手から咄嗟に、頭が痛いんだなって察知。
何度も同じことがあったからね。
かつて、学校の級長になり、席替えでは自分の好きな席に座れるよう、支配者になった俺。
こうして、ニノと楽屋が一緒になるようにするのは朝飯前。
｢一緒にしてくれませんか｣
そう言えば、少し恐れられながら、｢は、はい、｣とすぐに調整してもらえた。
｢雨で濡れたのか？｣
タオルで優しく拭いてあげれば、サラサラに乾いた髪に戻る。
明かりのついていない、雨で空も曇っていて、と言う条件が揃ったこの暗い部屋。
なんだかいいムードだな…
って、馬鹿なこと考えんな俺。
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賞味期限(プロフ) - 傘さん» ありがとうございます😢🫶🏻頑張ります✊🏻 (2022年9月11日 14時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
傘 - 書き方や内容が好きです！これからも自分のペースで頑張って下さい！ (2022年9月11日 12時) (レス) id: e177d1457e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年9月5日 18時
