寂しさ ページ9
朝目覚めると、八左ヱ門はまだ居なかった。これは相当怒っている。
『……早く、ごめんって言いたい…』
1人ぽそっと呟くと、もしも帰ってきた時用の八左ヱ門のスペースを、そっと手で撫でた。
ーーーー八左ヱ門sidーーーー
俺は今、雷蔵達の部屋にいる。昨日、喧嘩したことを話すと、
雷蔵「Aもきっと同じ気持ちだよ…謝まろうよ八左ヱ門」
三郎「早く謝ったほうが、お前達の為だぜ?大っ嫌いって言ったくせして、本当は、大好きなんだろう?Aの事」
三郎には全てお見通しだ。
竹谷「でもさ…会わせる顔がないんだ…ダッセーよな」
ピンッッッ!!!
竹谷「いってー!!」
突然三郎に強烈なデコピンをされて激痛が走る。
三郎「八左ヱ門!Aも同じ気持ちかもしれねーだろ?お前達、今まで喧嘩してこなかったくせに…どうしたんだよ…」
三郎の、言う通りだ。俺は今日、Aに謝ろうと決めた。
ーーーーyousidーーーー
食堂に行ってご飯を食べて、私はまた部屋に戻った。でも、居ない。
『…授業、出なきゃ』
寂しい気持ちを押し殺して、私は部屋の戸をゆっくり閉めた。
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綾部の妹 - お気に入り登録してくださってありがとうございます!! (2022年5月28日 7時) (レス) @page3 id: 01315f26bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾部の妹 | 作成日時:2022年5月24日 22時