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惨拾御.苦痛 ページ28

そんな感じで探して、恐らく数時間。
今の所、怪しい物は見つからない。

やっぱり、あれは唯の勘違いだったのかなぁ…
と思ってた時。


清光「乱!ちょっとこっち!」

『どうしたのっ…こ、れは…』


清光さんの所に向かう。彼の隣に並ぶと、急に得体の知れない吐き気が私を襲った。

彼が指差すのは、筆。見習いの私物だ。
しかし私は、これに感じで重い雰囲気を感じた。


『これは…恐らく、呪具だ。』

清光「鼓動云々の原因は、これか…筆は書類仕事で必須だから、見習いは触る回数が多い。

…でも、どうしよう。
俺達が触ったら、きっと…想像したくない感じになる。乱だって辛いでしょ?」

『…うん。正直、この部屋から出たい位。』


さらっと私の心配をしてくれる清光さん。けれど、彼も限界だ。平気そうな素振りをしているが、霊力が反発しあって、身体に異常がでているだろう。

…とにかく、この呪具をどうにかしなくちゃ。
けれど、清光さんは呪いに影響されちゃうかも……


『……本当は、やりたくないけれど…』

清光「…乱?まさか、お前、」


ゆっくりと、右手を筆に近付ける。
そして、人差指が筆に触れた瞬間。

…内側から、何かが破裂しそうな痛みが走った。


『う″ぐっ!!ぐっ…あぅ……』

清光「ちょっと乱、止めてよ!!破壊されるかもしれないんだよ!!乱!!」


清光さんが私の腕を握って、離そうとするが、何もしていない左腕も使って、筆に触る。


今、私は霊力で呪具をゴリ押しで壊そうとしている。


呪具は霊力が宿っている。だけれど、そこに第三者の霊力が流れれば、呆気なく壊れるのだ。
しかし、清光さんは操られてしまうかもしれないので、それは無理。

だったら、前世から引き継いだ私の霊力で、壊すしかない。

冷や汗やら、痛みやら、痺れやらで、訳がわからなくなる。
しかし、今ここで手を離したら、皆が助からない。

見習い側の刀剣達は、この呪具で操られてるに違いない。

…私は、大切な人が失うのは、厭なんだよ。


『っぐぇ!!げほっ、うげぇ!!』

清光「止めてよ、乱!自分を犠牲にしてでも止めるつもりなの?!そんなのしても、皆悲しむだけ!!主だって、こんなの望んでないよ!

乱っ!!ねぇ、お願い!!」


我慢出来なくて、口から鉄の味がする液体を吐く。それを見てさらに危険と思った清光さんが、さらに静止しようとするが、もう聞こえない位痛い。

…大丈夫だ、これ位なら、前世で何年も味わった。

惨拾陸.危険→←惨拾肆.違和感



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作者名:赤林檎 | 作成日時:2019年2月16日 17時

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