【刀剣乱舞】幸せを運ぶ不思議な少女【乱藤四郎】

番外編．ばれんたいん ページ46

Aside

はい、お早うございます。…否、まだ今晩は、ですかね？
現時刻、深夜1時を過ぎました。

何故こんなに早起き？をしてるかと言うと、２月と言えば、バレンタインデー。

そのせいか、主様を初めとした、刀剣男士がそわそわしてて、煩い。

もう万屋で済ませば良いじゃん、って言いたかったけど、短刀達がキラキラした目で見てたので……

まぁ負けたんです！！

それで、事前に万屋でチョコレートを爆買いし、ついでに料理本も買った。

唯、家は大御所なので、一人一人個別で作る事は無理。
カップチョコだけでもえぐい数になる。数えたくもない。

だから、皆で取り分けが出来るチョコレートケーキを作る事に決定。

けど皆には喜んでもらいたいし、生地を焼くだけでもかなり時間が掛かる。

流石に広い厨を長時間借りる訳にもいかないし、料理当番にばれてしまう。

と、言う訳で、離にある小さめの厨で、基本的に誰も起きてない時間帯の深夜に作る事にしました。

ただでさえ時間が掛かるケーキに、百近くいる刀剣プラス主様の分となると、二時間三時間掛かる事は予想出来てる。

だからもう1時に作るしかないよね！！

因みに布団に入ったのは十時、昼は演練プラス室内戦だった。
つまり3時間しか寝てなくて、さらに疲労が募ってて、今にも眠たいです。

瞬きするより寝るのが簡単って訳じゃないけど、布団に入ったら三秒で寝れる自信がある。

だけど皆の為なら頑張ります！！

離だから、起きてきてもそんなに近付かない筈。
後は私の布団に私が入ってない事がばれなければ成功する。

…取り合えずお湯沸かそう。


＊＊＊

『取り合えず休憩〜…』


オーブンに生地を入れた後、すぐ側にある椅子にガタンッと音を立てて座る。

いやあ、まさか生地だけでこんなに時間が掛かるとは。

一応刀派や旧知からの知りあいとかで生地は分けてるんだけど、それだけでも量は凄い。

チョコがもの凄く減った。特に粟田口の分が凄く大きくなった。

…さて、次はクリーム作りだなぁ。
腕を伸ばし、ボキボキと鳴る背に手を当てる。

ちらっと時計を見ると、既に二時間は経っていた。
…間に合うか、これ？まぁいいか。

チョコレートを刻む事に集中しよう。


＊＊＊
キリが良いので次回に続きます。
小竜君来ました。

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