いち．演練所にて ページ24
どうも、乱藤四郎だよ。
今は、演練に来ているの。
何気に私、演練に行った事が無かったから、これを機会に、って主さんが誘ってくれたの。
ただね、私は亜種の刀剣女士だから、目線がとにかく凄くて。
容姿も相等変わってるから、余計に痛くなって。あぁ、むず痒いわ…
ちなみにメンバーは、隊長から、いち兄、厚、清光さん、蛍丸さん、ずお兄。
何か、主さんが比較的仲の良いメンバーにしてくれたらしい。
申し訳ないわ……
一期「……どうして、乱を何度も見る輩がいるのでしょうか…」
清光「まーまー。刀剣女士で亜種なんて、早々いないから仕方ないじゃん。」
一期「いえ、そうではなく…あ、そういう意味もあるのですが…」
…？いち兄が珍しくたどたどしい。
なんと言うか、言って良いか分からない、って顔してる。
いち兄は溜め息を吐いた後、こう言った。
一期「乱をいやらしい目で見てくる審神者が多いのです。」
厚「よし組み付くか。」
蛍丸「今なら必殺技が出せる気がするよ主！」
友斗「やめろ！お前らそんな会話すんじゃねぇ！」
私をいやらしい目で、ねぇ……
審神者は男が多いらしいし、そう勘違いするのは仕方ないんじゃないかしら。
と言うか、普通の乱藤四郎の方が可愛いと思うけどねぇ。
私は、その…口調的に、お姉さんだから、妹、ではないからね。
「あの、すいません…」
友斗「ん？あぁ、もしかして、対戦相手の審神者ですか？」
『…！呉さん！』
そう言うと、私は呉さんに思いっきり抱き着く。
記憶に新しいだろう…私を無理矢理だが、手入れしてくれた人だ。
あれから連絡が途絶えちゃったから、どうなったか知りたかったのだけど…
まさか、ここで会えるとはね。
呉「あぁ、乱…ちゃん。久しぶりですね。」
『うん、久しぶり！敬語抜きでいいよ。』
事実、私の初めての女友達である。
ほら、私は前世でもあれだったし、刀剣男士しかいなかったから、ね…
友達って呼んでいいのかは分からないけど、私は少なからずそう思ってる。
神様に失礼です！って言いそうだけどね、彼女。
呉「じゃあ、乱ちゃん。あれからどう？皆とは上手くいってる？」
『うん！話した事がない人ともいい感じに距離が取れてるから…！』
やはり、この人は優しい。
もちろん、主も優しいけどね。
＊＊＊
一期「乱…！どうしてそっちに？！」
友斗「諦めろ、女同士でしか話せない事もあるんだよ。」
一期「うっ……」
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！演練２で女の子同士ではないでしょうか？ (2018年11月17日 23時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすひ - 面白くて一気に読みました！これからも頑張ってください^∞^ (2018年10月10日 18時) (レス) id: 514ad356af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤林檎 | 作成日時：2018年10月7日 0時
