15.カミサマの裏事情 ページ17
乱「…でね、何か僕が着る事になってたんだよ!確かに、僕の戦闘服はスカートだけど!それでも、嫌だったなぁ…」
『まぁ…普段着ない服を着ると、違和感がありますよね。』
乱「分かるー!?可愛いのはいいんだけどさ、僕が着るのは嫌なんだよ!」
どうやら、本霊の方にも主がいるらしい。
それで、その主が女装を現世に行って買ってきて、乱ちゃんに無理矢理着せたらしい。
乱ちゃんはどうやら、着るより、見たり薦める派らしい。
そんな事を話してたら、下半身が消えかけてる事が分かった。
乱「あー、もう時間かぁ。Aちゃんと話すと、つい時間を忘れちゃうんだよね。」
乱ちゃんは、残念そうに言う。
それでも、私を笑顔で見守ってくれた。
私は、神域から離れた。
***
乱藤四郎side
Aちゃんを見届けて、再び腰を下ろす。
乱「全く……盗み聞きなんて、悪趣味になったものだね。おじいさんは、そういうのが好きなの?」
?「あなや…そんな訳ではないが……」
そう言って眉を八の字にする、瞳に月を宿す一人の太刀。
察した人も多いだろう、三日月宗近だ。
彼は、徐々に姿を見せていく。
乱「全く……いくら三日月さんのお気にいりでも、いきなりは止めてよ。
確かに、三日月さんが気に入るのも分かるけどさぁ……まさか、一番女っぽいから、って彼女の魂を僕の分霊に入れるなんて…」
三日月「よいではないか。Aは、辛い顔より笑顔の方が似合うぞ。」
相変わらず笑顔で話す三日月さん。
確かに、笑顔の方が綺麗だけどさぁ、それとこれとは話が違うんじゃない?
乱「…て言うか、いつ知ったの?Aちゃんの事。
偶然、ではないよね。
だったら、彼女がいつ死んだか、とか、前世ではどうだった、って事は知らないよね。」
三日月「あなや、やはり見破られるか。」
そう、三日月さんは前世でAちゃんをお気に入りにしていたのだ。
それも、本霊が。
お気に入りにしては、詳しすぎる。
と言う訳で、直球で問いかけてみた。
するど、少し顔を歪ませた。
三日月「そうだな…恐らく、Aは覚えていないだろうが…
一度、あやつに助けられたのだよ。」
そう言って、三日月さんはAちゃんとの出会いを、ゆっくり話し始めた。
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雪雫(プロフ) - 三日月の本霊がきていたから、薬研と新撰組も乱の中身が人間って知っているのでは?むしろ鶴丸の方こそ人間だと知らないのでは? (2019年12月27日 2時) (レス) id: 48f7317aae (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - ありがとうございます!更新がんばってください! (2018年9月29日 15時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 乱→145センチ 薬研→153センチ 寄って同じくらいではないです (2018年9月28日 21時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
イケ(プロフ) - 12で三日月出てる? (2018年9月23日 22時) (レス) id: 85ff92ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤林檎 | 作成日時:2018年9月11日 23時