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「Aってバイトしてないの？」
「うーん、しようと思ったんだけどね」
授業中、Aの方に体を向けて
授業を受ける気は一切ない俺。
先生が黒板に書いてるのを
一生懸命にノートに写す。
「しないの？」
「うーん、」
Aは話を聞いてるのか聞いてないのか
よく分からないけど
何か言葉を濁らせたような気がした。
俺はAと仲良くなった気でいたけど
Aはまだ、完璧に俺に心を開いてくれてはないと思う。
Aについて知らないことは
たくさんある。
「ジョンハンは？してるの？」
「うん。ファミレスで働いてる」
また、だ。
Aのことを聞いていたのに結局は
俺の話になってしまう。
「へー、今度行こうかな」
「来ないでよ、集中できないし」
「なんで？」
「なんで、って」
鈍感にもほどがあるだろ？
自分でも気付かないうちにAにハマって行くし、なんでこんな女、好きなんだろう。
いや、好きかはまだわかんないけど。
でも一緒にいて落ち着くってそういう事？
「A、」
なに？ってこっちを向いたAに
心臓はドクドクする。
いつもだったら早いとこ手出してたのに
Aにだけは何故だかそれが出来ない。
早く自分のものにしたいと思うけど、
Aのことを知れば知るほど
彼女に手を出すのが怖くなった。
「ん？」
ぽかんって口を開けて俺を見るA。
「‥ぶさいく」
「ジョンハンに言われたくない」
Aが欲しいと思う反面
彼女の全てを知ってしまったら何かいけないような気がした。
ふとした瞬間に見せる彼女の
辛そうな表情が俺を警告していた。
ー
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りさ - このお話やばいです。ほんとに。もうドキドキ半端ないし、続きが読みたくて夜も眠れないです笑笑。更新頑張ってください！ (2019年7月31日 1時) (
レス) id: 2327218ebe (このIDを非表示/違反報告)
すーさん(プロフ) - 凄く好き、本当に、 (2018年6月14日 19時) (レス) id: 387114ba65 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - るうさん» るうさんはじめまして！ありがとうございます！私も心臓痛いです（笑）（笑）これからも何卒よろしくお願いします！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - ヤクさん» ありがとうございます！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - るっちさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しし氏 | 作成日時：2017年6月3日 0時
