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「Aくん、美味しい?」
「はい。」
…流石だなぁ、雪白さん。
雪白さんが勧めてくれたものは全て良い。
「ここ、すごく静かでしょう?よく一人で来るんだよね。」
確かに他のお客さんもいるけど、大きな声で話す人や、集団で来ている人もいない。
小さく落ち着くような音楽が流れているだけ。
「似合ってます。」
「え?」
「雪白さんのことを知らなくても思わず話しかけそうなくらい。」
一度だけゆっくりと瞬きをしていた。
「…それは、嬉しいな。」
雪白さんは目を逸らし、伏せるように目線を下ろす。
長い前髪のせいであまり表情が見えない。
…見たい、かも。
心の中で失礼します、と言って雪白さんの髪に指を滑らせそのまま耳にかける。
「Aくん…?」
「あ…すみません。顔が見たくて…」
「…なにそれ。」
小さく笑った。
…もしかして俺、結構恥ずかしいことしなかったか…?
酔ってんのかな、俺。
雪白さんの目尻が少し赤くなっているのも酒のせいだろう。
「そろそろ帰るぞ。」
ヤクザさんが立ち上がった。
時計を確認すると、二時間ほど経過している。
バーテンダーさんも演劇が好きらしく、古市さん達は話し込んでしまったらしい。
…素人には何言ってるのかさっぱり分からなかったけど。
「お酒、結構強いんだね。」
「そうですか?まぁ、人並みには飲めると思います。」
「今度勝負でもしてみる?」
「…負ける気しかしないです。」
会話が途切れることがない。
雪白さんって意外と話しやすい。話を続けるのが上手いって言ったらいいのかな。
「…A。」
「はい。」
ヤクザさんに名前を呼ばれ、振り返る。
「……。」
沈黙が続いた。
ヤクザさんはきつく口を閉ざしている。
…あれ、聞き間違い?幻聴だった?
「あの…」
「何でもねぇ。」
足早に俺の横を通り過ぎていった。
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のりたま(プロフ) - いつ見ても面白いです! 更新楽しみにしてます! (2019年4月28日 23時) (レス) id: dfae553a09 (このIDを非表示/違反報告)
0(プロフ) - 神雷さん» いつもコメントありがとうございます(´;ω;`)とても励みになっています(T_T)久々更新のくせに新キャラ出すっていう……w (2018年2月25日 0時) (レス) id: 94ae4b7941 (このIDを非表示/違反報告)
神雷 - お久し振りです!更新、楽しみにしていました♪千景さん登場ですね!とても嬉しいです(*´∀`)♪ (2018年2月24日 19時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
0(プロフ) - 読者専門@人間さん» ( ^o^)<うわぁぁあ!時間置いてすみません(´;ω;`) (2018年2月3日 22時) (レス) id: 94ae4b7941 (このIDを非表示/違反報告)
0(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます!おみみ!!!早く夢主くんと絡ませたい←です (2018年2月3日 22時) (レス) id: 94ae4b7941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:0 | 作成日時:2018年1月7日 13時