第１４話 ページ14
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いや別に見つかられても！！？悪いことはしてないんですけどねうん！？(ガッツリサボった)
今ここで
カーテンから顔を出す→見つかる→角名くん呼ばれる→角名くん登場→２人きりの空間
になるのだけは断固避けたい。(絶対ならん)
面倒なことは割とキライ。
でも恋愛って不可抵抗力だよね、めんどくせえと思ってても恋に落ちちゃうから。
なんてポエマーみたいなこと呟いてたら、ぐぅ〜っと何かの音がなった。
…………耳馴染みのある音。
これはお腹のなる音だ………！！(推察力)
だが、これは私のものじゃない。そこには一安心、なんだけど。
カーテンの隙間からまた除けば、腹のあたりを摩る宮治。
いや摩ったところでだろ、と突っ込みたいのをグッと堪えて、様子を伺った。
「 腹減った………もう力でえへん…… 」
どっかのパンの顔した国民的ヒーローのセリフを言いながら、
かったい床に雪崩れ込むようにして倒れていく宮治。
私はそんなのを放っておく薄情なやつではない。
慌ててカーテンを開けて床に滑り込み。途端に背中に重しが乗っかる。
『 ぐえっ 』
いくら助けるにしても他にいくらでも方法はあったはずだがな。
脳みその小ささに少し後悔するが、痛さの方が勝ってる。
そりゃそう。床に滑り込みした時点で膝に擦り傷できそうなほどだったのに、
上には人が、しかも体育会系部活の食べ盛り男子が乗っかってんだ。
脊髄の痛みに耐えながら這い蹲るようにしていると、
「 ……あれっ、俺なんで倒れて……ぅわ！！なんや自分！！！ 」
宮治が意識を不意に取り戻した。
なんや自分ってこっちが言いてえよ、いくら腹が減ったからって倒れんなや
しかもさっきの授業中に焼きおにぎり早弁しとったん知ってるからな？？
心の中で舌打ちしながら立ち上がろうとしても、やはり背中が衝撃のせいでまだキリキリと痛む。
絶対、今日１日ずーっと痛い。
最悪、助けなきゃよかった……って思った時、宮治が私のそばでしゃがみこむ。
「 なんやAか。どうしたん？ 」
『 おめえのせいだっつうの……！ 』
虫の息の私にボケるな。
突っ込んじゃうからな。
と思いつつも突っ込んでしまうという、体に染み付いたツッコミスキル。こんなスキル要らねえわ。
「 俺倒れたのに痛くなかったん、自分がいたからかあ！！ほんまおおきに！ 」
『 そんなお礼……今………いらねんだよ……… 』
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Mero(プロフ) - 終始ドキドキしながらも楽しく読ませて頂きました（ ; ; ）続編も楽しみにしてます！ (2020年7月12日 15時) (
レス) id: 83fc4c9acf (このIDを非表示/違反報告)
焼き鳥(プロフ) - 完結おめでとうございます！マジで面白かったです (2020年7月11日 14時) (レス) id: 99af87c35a (このIDを非表示/違反報告)
かざぐるま - お話面白かったです！4番希望です！ (2020年7月11日 12時) (レス) id: 05fc39e1de (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - 完結おめでとうございますー！すごく面白かったので�ヾ�望です！ (2020年7月11日 11時) (レス) id: 09173d1463 (このIDを非表示/違反報告)
サイカ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです。次の作品、�ヾ�望シマス！！ (2020年7月11日 11時) (レス) id: 755648a4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2020年7月5日 9時
