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この学校の体育祭は、一学年6クラスあるのに対して、赤、白、青組の3色しかないらしい。
私たち5組は、2組と一緒の白組。2組と一緒か…。
知り合いいるかな…?
そして今日も、私と前田くんは放課後、教室に残っていた。
「うーん、あと一人が決まらないね…」
「だな。どうする?」
実行委員の仕事は、基本的にクラスごとにする。
私たちは、どの種目を誰がするかをこの間クラスの人たちと決めた。
だけど、リレーの枠だけ1人埋まらなくて…。
リレーは各組6人が出場する。
5組からは、3人の選手を決めなければならないんだど...。
「前田くん、みんなの推薦で決まってたけど大丈夫...?」
「あー、うん。ああいうのよくやってたし」
「そうなんだ…!ならよかった」
前田くんは、体育のときに測った50メートル走の記録がクラスで一番早かったので、満場一致で出場が決定した。
推薦だったから、嫌じゃないかなって心配してたんだ。
本人が大丈夫なら、よかった...。
ちなみにもう一人は、陸上部の男の子。
3人のうち2人が男の子だから、もう1人は女の子がいいよねって話してるんだけど…。
女の子は、誰もやりたがらないのだ。
んー、どうしようかなぁ…。
「だれか、足の速い女子がいるといいんだけど」
「足の速い女子…」
あっ、それなら…!
「あの、迷惑じゃなければなんだけどね…」
「わ、私、足の速さだけは、自信があって…!」
前田くんの頭にはてなマークが浮かんだ。
運動は総合的に見たらイマイチかもだけど、走るだけなら。
「だからね、私でよければ、リレー、でるよ!」
あまり動かない前田くんの表情が、少しだけ驚きに変わったような気がした。
えっと、びっくりされちゃってるみたい…?
そうだよね、本当に速く走れるのかって思われちゃうよね。
「んーと、ダメ、かな…?」
「A、出てくれんの?」
「あ、えっと、うん!それでいいなら…」
前田くんが、ありがと、と小さな声で言った。
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作者名:るる | 作成日時:2026年3月14日 0時


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