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わ、私ならいいって、どういうこと…っ?
別に深い意味はないんだろうけど、なんか気にしちゃう.....。


「…てか、俺Aさんのこと…」

「…っ!」

「抱きしめてた、よね…?」


私から少し目をそらして、藤永くんは言った。

目をそらしているはずなのに、
様子をうかがうようにちらちらとこちらを見ながら。

抱きしめ、られてた...。

藤永くんと密着してたことを思い出して、
ぽんっと再び顔が赤くなる。

その顔を見られたくなくて、少しだけうつむいた。


「その反応、やっぱりか…」


ごめん、とあやまる藤永くんに私は小さく首を振る。


「う、ううんっ、気にしないで。私が指輪を机に置いてすぐ、藤永くんにバレないように帰ればよかっただけの話で…」


ソファに座っている藤永くんの頭に、
はてなマークが浮かんだ気がした。

…そうだよね。
なんで帰らなかったんだって、話ではあるんだけど......。


「ま、まず!なんでソファの上なんかで寝てたの…?」

「…、あー…」


藤永くんは、気まずそうに少しだけ目をそらした。


「俺、朝苦手で。今日は頑張っていつもより早起きしたんだけど、結局ソファで二度寝というか…」

「…藤永くんでも二度寝なんてするんだ」

「俺のことなんだと思ってんの?」

「ご、ごめんなさい…!!」


するりと口から滑った言葉がこれとか、失礼すぎでしょ私。
思わず、はっとして口元をおさえた。

にしても、藤永くんって意外と苦手なこともあるんだなぁ…。

完璧って感じがするけれど、料理も早起きも苦手なんて。

…まあ、私が言えたことじゃないんだけど。

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作者名:るる | 作成日時:2026年3月14日 0時

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