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「……申し訳ありませんでした」
ふいっと俺に背中を向けた伊野尾くんはご立腹だ。
結局、あの後もう一度触れ合ってしまうと、お互い止まらなくなって…
気がつけば日付はとっくの昔に変わっていた。
「伊野尾くんー…ごめんってば〜許して…」
「許さない、一生恨む…」
布団を頭から被って一切顔を見せてくれない。
これは相当怒ってるな…。
「じゃあ…なんでも言うこと聞くから!ね!」
苦し紛れにそう言うと伊野尾くんは少しの間の後に「……なんでも?」と低い声で呟いた。
「なんでも!あ、でも別れて!とかはヤダよ!?」
「そんなこと言わないし…」
やっと布団からひょこっと顔を出してくれた伊野尾くんは怒ってるって思ったのに、顔が赤くて
あれ、もしかして照れてただけ?なんて都合よく捉える俺、超ボジティブ。
伊野尾くんは俺の胸を照れたようにぽすっと叩く。
「……じゃあ、これからもずっと俺の面倒見るって約束して」
「え…」
「約束破ったら、串刺しにしてコロス…」
プロポーズのような言葉と物騒な言葉を放った伊野尾くんは再び俺に背中を向けてしまった。
枕を抱え込んで顔に押し付けてしまっているから表情は見えないけど耳が真っ赤だ。
口が悪くて、素直じゃなくて
でも可愛くて、世界で一番愛おしい伊野尾くんの華奢な背中を後ろから抱きしめる。
「約束しなくても、最初からそのつもりだよ」
「あっそ」
「伊野尾くんも、一生俺に愛される覚悟しといてよね」
表情を見たくて抱き抱えてる枕を奪うと、顔を真っ赤にした伊野尾くんに膝で思いっきり蹴られた。
***end***
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shootingstarhap(プロフ) - supikaさん、読んでくださってありがとうございます…m(_ _)m自信がないので、もし空いてる時間があったら是非、感想くださいm(_ _)mよろしくお願いします(^^)頑張ります(^-^) (2020年6月21日 9時) (レス) id: 841a63da71 (このIDを非表示/違反報告)
supika(プロフ) - shootingstarhapさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました!昇天しちゃいそうですね〜笑笑 お話書き始めたんですね!読ませていただきました(´˘`*)楽しみにしているので更新頑張って下さいね♪ (2020年6月21日 9時) (レス) id: c2fc507797 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 番外編読みました(^^)そうだったんですね…!このこと睫擇気鵑知ったら、昇天しち(いますかね?あー…教えてあげたいです(笑)ずっと書き手さんって凄いと思っていましたが、自分も書いてみて、改めて書き手さんって凄いって思いました!また楽しみにしています(^-^) (2020年6月21日 1時) (レス) id: 841a63da71 (このIDを非表示/違反報告)
supika(プロフ) - musicmans5962さん» そうなんですよ!笑 裏設定でずっと考えていたのですがなかなか出すタイミングがなく番外編にしてみました!睫擇気鵑瓩辰舛磴瓩辰舛禊遒屬任靴腓Δ 笑笑 読んでくださってありがとうございました! (2020年6月21日 0時) (レス) id: c2fc507797 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ!もうそうなんですねいのさん。いのさんの方が先に睫擇気鵑卜に落ちてたんですね( ´ ▽ ` )きっとそのことを睫擇気鵑知ったらものすごい喜ぶんだろうなあ( ´∀`)番外編も読めて、めちゃくちゃ嬉しかったです!ありがとうございます。 (2020年6月20日 23時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:supika | 作成日時:2020年5月11日 12時