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疎外感と親近感 ページ10

一人で歩く帰り道。

「…。」

見慣れない風景の中で私だけが異物であるように感じて、

早く家に帰らなければと足早に進む。

と、見知らぬ男が急に声をかけてきた。

男「おいねーちゃん、一人か?

ちょいと遊ぼうぜ〜!」

…お酒臭い。言い方が気持ち悪い。何より言うと同時に腕を掴んできた。

不快だ。

物凄く不快だ。

「…離して下さい。」

男「いいだろ〜、ちょっとだけだからよ〜!」

うわ、気持ち悪いぞ。

「最後です。離して下さいますよね?」

男「あ〜?お高く止まってんじゃねえよ!」

そう言って殴りかかってきた男にもはや容赦など必要ない。

新品の靴をこんなことに使うのは少し嫌だったけど、男の急所に人間が耐えられる程度の蹴りをいれた。

途端、男が真っ青になって悶え苦しむ。

心なしか周りの人々も青くなってるような…なんで?

男「ぐっ…こ、このやr「一撃では…足りませんでしたか?」ヒッ!」

男は急所を押さえながら逃げていった。

さて、帰ろ。

振り返ると、一人だけ町の人たちとは雰囲気の違う男の人がいた。

真っ黒な髪と瞳に少しだけ親近感を感じる。

?「……。」

…?何でこの人は驚いたような顔をしてるんだろう。

あの子には、気づけない→←感動



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作者名:雪染めの蝶 | 作成日時:2019年6月2日 23時

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