Lv.9 ページ10
おかしい。いつもならふらっといなくなる仁王さんが何故かここに居座っている。
それどころか私のお弁当をつまみ食いし始めた。
美味い、じゃねぇーから！私の昼ご飯！
と思いつつも今はゲームで良いところだから口に出せない。
よしっ、部位破壊できた！いい感じ！
仁「のぅ、A。俺に毎日弁当を作ってくれんか。」
無視。今それどころじゃない。
ペイントしなきゃ敵のマーカーがつかないから急がなきゃ。
仁「A」
ふと顔を上げると目と目があう。近い。近すぎる。
呼吸も忘れて見つめていた長いようで短いような一瞬の出来事。
耳から流れ出すBGMに意識を戻されて私は気づいた。
貴「はあああああああああああああああああああああああああああああ！？！？」
敗戦BGMと本日２回目の敗戦の2文字。
また負けたんだけど！！！！仁王さんのせいだわこれ！！
恨めしそうに仁王さんを見るとこちらに背中を向けて震えている。
私の声にびっくりしたのか私が負けて笑っているのか。多分後者。
貴「仁王さんサイテー。また負けた。仁王さんのせいだ！」
仁「そうとは限ら＿＿」
不自然に途切れた仁王さんの言葉。
真顔でこっち見んな。え？私じゃない？後ろ？え？
ヘッドフォンが急に外れる。
外れたのではない。第三者によって外されたのだと気づいた時にはもう遅かった。
真「おい」
親の声より聞いた声。まるで父のような安心感。
冷や汗をかきながら後ろを振り向く。
真「学校でゲームとはたるんどる！！」
仁王立ちした我らが風紀委員長、真田弦一郎さん。
やばいの10乗、いや100乗かな…。
その後ろには昨日ぶつかった幸村さんがニッコリと笑ってるし、朝に会った2人の他にも数人こちらを覗いていた。
私はこれからされるであろう説教にむけて必死に言い訳を考えていた。
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Dole(プロフ) - とても面白くて、このあと続編も読ませていただきたいと思いますよ！試合の描写もしっかりしていてとても良きでしたし、夢主のキャラも好きです！ (2022年4月14日 17時) (
レス) @page50 id: c74a900a27 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇百合大好き変態ヒーロー - おもしろい！(*≧∀≦*)更新頑張れー！(*´∇｀*) (2019年4月25日 19時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください (2019年4月25日 14時) (レス) id: 7fd2779397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらの | 作成日時：2019年3月31日 22時
