Lv.45 ページ46
＿＿意識がゆっくりと上昇する。
目を開けるとそこは異世界……ではなく保健室の天井だった。
あー…そういえば切原のボール、直撃したわー。
なんか右目の横らへんがヒリヒリするし痛い。
あっ、試合。どうなったんだろう。
ゲームカウントは2-3でいい流れきてたからな。
非常に気になる…。
珠「A！！良かった…目覚めたのかよ」
シャーッと保健室のベッドのカーテンを開けて、近くの椅子に座った珠川。
貴「…試合の結果は」
珠「はぁ！？あの状況で続けるバカいねぇよ！！」
うーん…。ワカメ野郎とか平気で続けそうだけど。
私がコートに出てしまったせいで中断になったっぽい。申し訳ないことしたな。
私が倒れて1時間ほどが経過したらしい。
珠「…佐藤先輩も言ってたけど、お前には感謝してもしきれない。ありがとう。
それと庇ってもらってごめん。顔が腫れてる。
責任なら俺がちゃんと取る」
ゾワゾワ…
えっ、珠川が感謝と謝罪をした…？鳥肌たったわ。
ガラガラと保健室の扉が開き、誰かが入ってきた。
切「なーにが責任とる、だよ！！
ぶつけちまったのは俺なんだから、俺が責任とるに決まってんだろ！！！！」
幸「コラ赤也、まずはAに謝るんだよ」
切原と幸村さんだった。
切「あー…その、ぶつけちまって悪かった…！
今度からは気をつける！」
珠「…あれは気をつけてなんとかなるモンなのか？」
切「うるせーよ！」
そうだね…。あの状態の切原をなんとかする方法を考えなくちゃ。育成の方針が見えてハッピー。
幸「この試合のおかげで他の部員も奮い立ったみたいなんだ。今頃必死に練習しているよ」
試合をやることで他の部員にも影響を与えたみたい。嬉しい誤算だ。
貴「じゃあ今から行きます」
切「えっ！病院行った方がいーだろ！」
貴「冷やしとけば治るよ。それに皆に言いたいことあるし」
3人が驚いた顔をする。
不穏な空気になり、切原はなぜかオロオロし始めた。
……なんか勘違いしてる？
貴「…ボールぶつけられたから辞める。
なんて言うわけないでしょ。
そんな心配しなくていいから、早く行こー」
そして私達はテニスコートへ向かった。
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Dole(プロフ) - とても面白くて、このあと続編も読ませていただきたいと思いますよ！試合の描写もしっかりしていてとても良きでしたし、夢主のキャラも好きです！ (2022年4月14日 17時) (
レス) @page50 id: c74a900a27 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇百合大好き変態ヒーロー - おもしろい！(*≧∀≦*)更新頑張れー！(*´∇｀*) (2019年4月25日 19時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください (2019年4月25日 14時) (レス) id: 7fd2779397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらの | 作成日時：2019年3月31日 22時
