絡みついて離れない。【我妻善逸】

丗肆 ページ35

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翌日
今日は静司さんの方からこちらの屋敷に来ていた


正直顔も見たくないし
見ただけで頭痛と吐気がしてくる





また二人っきりに残され
気まづい沈黙が漂う

私が紅茶に手をつけた所で静司さんは口を開いた





「あんな金髪の男の何処がそんなに好きなんだ？」





思わず紅茶を吹き出しそうになる

何故こいつが善逸くんの事を知ってるの！？




「...さぁ？静司さん、貴方何方かと勘違いしてるんじゃない？」


「いーや、昨日のアレAだろ？」




昨日のアレ？
まさかあの後付けてきてたの？




「助けようとしたら金髪の男に先越されて挙句の果てには人気少ない場所で随分と熱烈な接吻交わしてさぁ
」



「...今なら許してやるよ」





随分と上から目線の態度
何様なんだこいつは





「今土下座して詫びればあいつは殺さない」


「っ...！？」





優しいけれど胡散臭い笑み
光を宿らせない瞳からは本気だと言うことを感じさせられる




鬼ならまだ善逸くんも対処出来たかもしれないがこの人は人だ

善逸くんもこんな人に殺されかけたら太刀打ち出来ないかもしれない




「土下座すればいいの？」

「っ！！！何で本当に土下座しようとすんだよ！！」




は？
しろって言ったのは貴方なのに...


何なんだこの男は





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