黙って俺に愛されてなよ。【我妻善逸】

卌参 ページ44

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「炭治郎さん」

「私を殺して下さい」



「っ...何言って」




だって善逸さんがいない世ならもう意味はない







「大丈夫です」

「殺して」


「..俺には出来ません」





残念だ






「ちょっと失礼しますね、」



「ぐっ...ぁ」






炭治郎さんから刀を借り腹に突き刺した




痛い
死にそうで死ねない


けれど今までの苦しみに比べたら随分とましだ






「っ何してるんですかAさん！！！善逸は貴方に生きて欲しかった筈です、貴方までそんな...」






「炭っ...治郎、さん」



「ありが、とう...ございま、した」



「さよ、なら...」







私達は次こそ幸せになります





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