マブ以上の曖昧な関係【 エース・トラッポラ】

似合ってる ページ15

エースside


今日は日曜日、

明日から4週間目が始まる


するといつもはゴロゴロしてるAが
今日は俺の部屋でバタバタ準備している


「 なにバタバタ準備してんの、」

『 買い物行くの！

ちょうど来週パーティーあるでしょ？

なんかドレスいるらしくて、
そんなん持ってるわけないから

まあ、あと爆買いとかして

気分転換しよっかなーって』


ふーん、

にしては気合い入ってるよな
しっかり化粧してイヤリングとかつけちゃって

まあ女子ってこんなもんなのか知らねーけど


「 あー、なるほどね、

それ俺もいっちゃだめなの？」


『 えー、絶対荷物持ちになるだけだし
気ー遣うから一人で行く。』


「あっそ、行ってこいよ」

『何それ冷た〜

あ、もしかして、

私がナンパされるか心配なの？』


「んなわけねーよ笑

てかこんな近くにイケメンがいるのに
わざわざついてかねーよな、？


ま、万が一間違えてAが
声かけられたときの話だけどな、」


『 うわ、ひどっ！

絶対ナンパされて
エースの部屋に持ち帰ってくるから！ 』


「 人の部屋に男連れ込むなよ 笑

まっ、大口叩いてないで早く行ってこいよ、」

『 まって、やっぱこっちのワンピの方がいいかな、

ねー、エース！どっちがいい！』

「 はー？どっちでもいいじゃん」

『良くないんだって！』


えー、俺に聞くかよ。

正直。

「どっちも似合ってる」


『 へ、なに急に。

照れんだけど。』


は、こっちが照れるっつーの


「 はー？？何照れてんだって

どっちでもいいってことだって、


まあしーていうなら右じゃね、」

『 じゃあそっちにする。

ありがと！行ってくるね！！』

「 いってらー、」



しっかりした私服見たことなかったけど

あんな感じなんだな、とか



まあ、どーでもいっか


って思って寝た



18時頃に目を覚ますと5分前くらいに連絡があった


写真が送られてきて

どのドレスの色がいい？ってメッセージがきた

形はティアード？みたいなやつになってて
胸元辺りに小さな花がたくさんついている

どの色もお洒落に見える

けど


とか考えてたら電話がかかってきた


『 もしもーし！どれがいいと思う？』

「 まあ、



赤じゃね？」


『 赤？これ薄い赤で
超かわいいもんね！おっけい！！』

？？「やっぱ赤か、エースならそーだと思ったよ」



え、今誰か居たよな



「え、まって、お前誰といんの」

『 え、あ、まって、またかけ直す 』




は？なんで隠すんだよ

彼氏じゃねーのに→←連れてきてくれてありがと

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