マブ以上の曖昧な関係【 エース・トラッポラ】

マブの本気 ページ12

なんか色んな話されたけど
全部勘違いだよ、って言ってきて

風呂入って

またエースの部屋に戻る


『 ただいま 』

「 おつかれ、ってか髪乾かしてこいよ 」

『 めんどかった 』

「 あっそ、てか吹っ切れすぎじゃね 」

『 まあねこっちが素だし 』


「 まだ敬語とって1日も経ってねーのにこの馴れ馴れしさはすげえよ、」

『 あー、ありがと』

「 いや、褒めてねーな、」


またこんな馬鹿な会話して

ほんとあの時エースと会ってよかった


「 あ、優秀な付き人さん？」

『 あー、はい。優秀な付き人ではあるけど、何？』

「 1つ指示してもいい？ 」

『 えー、やだなあ。』

「 はい、研修終了〜

評価最低決定〜」

『 冗談ですよ。もちろん、
なんでもお任せくだっ…アハハ』

「最後まで言えてねーじゃん」

『 無理無理、もう敬語無理。笑笑 』



とか言って笑ってたら

エースが急に穏やかな顔して口を開いた




「 やっぱお前素でいる方がいいよ 」



あー、本当に良い奴

もうほんとなんかありがとう。




私、エースとマブになれてよかった


とかいう代わりに

『 寒っ、』



とか言っとく。


「 はー？冷てえのはAじゃん、」

『 違うもーん、で？何なの？指示って』


「 あー、あのさ？俺バスケ部なんだけど、

マネージャーいないのな、


それ、やってくんね？」



『 まじ？、バスケとかボール使うってことくらいしか知らないけど、』


「 いや、雑用するだけだって、研修期間だけだからさ、」


まーー、いっか、笑


『 まあ一応命令でしょ？
しゃーなしやったろうじゃん』



「 っしゃ、ありがとな、

ってことであともう1個、重要なこと」


急にエースが真顔になる


え、なに、怖い

とか思ってたら



「 今から新作のゲームやろうぜ、
とりま全クリするまで帰れまてんしよ 」


『 はー？全然重要じゃないじゃん。
まあいいけどさ、

親睦会二次会まだまだ盛り上がってこ〜！』


多分まだ酔ってたんだろうな、

でもなんか楽しいからオールおっけいってことで！


で、またずっと一緒にゲームして、

寝て、

とか繰り返して、

日曜も暇だから
そのまま2人で魔法水抜けるまでゴロゴロして

エースの宿題手伝って、ご飯とか一緒に食べて、

まためんどくさいから帰らずに寝て、


っていう2日間を送った

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