慧side ページ5
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慧「おまたせ」
大「お、おかえり」
下駄箱で寄りかかって携帯をいじっていた大ちゃんに声をかけて2人で歩き始める
今日の夕飯はなんだろうか、早くゲームをしよう
なんて話しかけてくる大ちゃんはいつも通りだ
…いつも通りじゃないのは俺。
雄也の言葉で少しは安心したものの、大ちゃんに会ったら、「もしかしたら光や宏太に進路の話をするかも」という謎の考えが浮かび、俺は変に喋れなかった
呼び出し、なんだったの?
そう聞いてこない大ちゃんは気を使ってくれてるんだと思う
大ちゃん、普段はうるさいのに、俺の心の中を覗ける魔法使いだからね
慧大「ただいま〜!」
家に帰ればいつも通り、手を洗ってゲームをして、夕飯の手伝いをする
光「あ、ちょっと2人とも学校のカバンはしまって来なさい」
早くゲームがしたくて出しっぱなしにしていたカバンが見つかり怒られてしまった
片付けようと思ったその時、
涼「ただいま〜!」
涼介が帰ってきて、2人で出迎えに行ってしまい、カバンの存在は忘れてしまった
思い出したのは涼介の言った一言の時
涼「カバン広げてんじゃん、あ、何これ、進路?あそっか!もう2人とも進路考えないとなのか!」
大「そーそー!って勝手にあさんなよ!」
出して欲しくなかった進路の話
それだけで俺の気分は一気に下がる
涼「え、大ちゃん保育士希望なの?第2希望歌手とか無理だよ!笑」
大「おいバカにすんなよ!!アイドルの夢まだ捨ててないかんな!」
大ちゃんは保育士希望か…
子ども先だし、明るいしピッタリじゃん!
…自由時間がなく時間の決まりがある俺には無理そうだけど
涼「慧ちゃんは!」
大ちゃんのアイドル話に飽きたのか涼介は今度は俺に聞いてきた
…やめてよ、俺今その話したくない
慧「まだ特に決めてないよ」
涼「ええ!慧ちゃん頭いいから絶対4大行くと思ってた!」
慧「勝手に決めないでよ…」
涼「絶対行けるよ!早稲○とか、○治とか、わんちゃん東大行けちゃうかも!?」
目をキラキラさせて大ちゃんと盛り上がる涼介に対して俺はイライラしてしまった
慧「うるさいっ!簡単に進学とか言わないで!」
涼「…え、ごめん…」
大「なんで怒るの、慧」
シュンとする涼介と、正論なのに、大ちゃんはお金を気にしないで自由に進路決めてるとことか、考えたら怒りが爆発した
お金がかかってるのは俺だけなのに、涼介と大ちゃんは何も悪くないのに…
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めおん♪(プロフ) - マさん» コメントありがとうございます!感想頂けてとても嬉しいです!是非他の作品も見てみてください! (2020年7月10日 8時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
マ(プロフ) - はじめまして。気になって読んでみたら、とても感動してしまって、今でも涙がとまりません。すごく感動するお話ありがとうございました。まだ、気になる作品たくさんあるので少しずつ読んでいこうと思います!! (2020年7月10日 1時) (レス) id: 95edc8c60d (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - ぽむさん» ありがとうございます!!歌詞に気づいて下さってとても嬉しいです!ご拝読頂きありがとうございました! (2020年6月6日 9時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - 完結おめでとうございます!!更新頻度が高くてお話も面白くていつも楽しみにしていました!エピローグで歌詞が出てきた時、鳥肌がたちました笑 楽しい小説をありがとうございました! (2020年6月6日 7時) (レス) id: 5b2251d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - musicmans5962さん» わぁ〜!嬉しいコメントありがとうございます!次回作も頑張ります! (2020年6月3日 23時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めおん♪ | 作成日時:2020年5月18日 10時