慧side ページ2
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あっという間に時間は過ぎて修学旅行も最終日となった
大「やっば！！お土産買うの忘れてた！」
慧「あ！俺も！涼介にちんすこう頼まれてたんだ！！」
玉「じゃあ今日の自由行動の時はお土産探ししようか！」
初めて友達に病気のことを知られた時は、恥ずかしいとか、嫌われるんじゃないかという気持ちが強かったけど、玉は全然そんなこと無かった
むしろ今まで通り過ぎて、俺昨日話したよな？と錯覚するくらい
変に気を使われたり心配されることもなく、話して理解してもらって本当に良かったと今は思う
高「はーい、じゃあ今から自由行動です！」
雄也の声掛けでそれぞれ何グループかに分かれ自由時間を過ごす
俺はもちろん大ちゃんと玉と一緒にお土産探しにいく
午前中は玉の行きたいという石垣島の方へ遊びに行き、海を満喫した
玉「めちゃ綺麗だったね」
大「腹減った〜！」
慧「ご飯！！」
こういう所はみんな男らしく、特に行きたいご飯屋さんとかを決めていた訳では無いので
そのまま近くの食事処？に入り海を見ながら頼んだ料理を待つ
大「慧、注射」
慧「…うん」
食事の前は注射をしなければならない
それは家だろうと学校だろうと旅行先だって変わらない
最悪なことにお店の中に御手洗はなく外になるらしい
どうしようか迷っていると
玉「気にすんなよ、ここで打てば他の人に見られないよ」
玉は自分の席を立って俺に譲ってくれた
確かに玉の座っていた場所は周りからは視覚になり誰にも見られることは無い
慧「えと、、ありがと」
玉「おう」
「貸して」と大ちゃんに注射を取られ、大ちゃんが注射を打ってくれる
玉「すげーな、大ちゃんも打てるんだ」
大「俺は小さい頃から一緒にいるからね〜」
得意そうに鼻の下を指で擦る大ちゃん
危ないから目をそらさないで下さい
玉「痛くねーの？」
慧「痛いけど、慣れたかな」
玉はバカにすることもなく、同情することも無くただ傍で見守ってくれた
だから俺も変に緊張することも無くいつも通りに大ちゃんにやってもらう
大「はいおっけ！」
慧「ありがとう」
使い終わった注射針を持ってきていたゴミ袋に入れカバンにしまう
玉「捨てなくていーのか？ゴミ箱そこにあるけど」
大「危ないからそこら辺に捨てちゃダメなんだよ、めんどくせーよな」
玉「ああ、なるほどな」
周りの人が理解してくれる、それがどれだけ有難いか気付かされた
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めおん♪(プロフ) - マさん» コメントありがとうございます！感想頂けてとても嬉しいです！是非他の作品も見てみてください！ (2020年7月10日 8時) (
レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
マ(プロフ) - はじめまして。気になって読んでみたら、とても感動してしまって、今でも涙がとまりません。すごく感動するお話ありがとうございました。まだ、気になる作品たくさんあるので少しずつ読んでいこうと思います！！ (2020年7月10日 1時) (レス) id: 95edc8c60d (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - ぽむさん» ありがとうございます！！歌詞に気づいて下さってとても嬉しいです！ご拝読頂きありがとうございました！ (2020年6月6日 9時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - 完結おめでとうございます！！更新頻度が高くてお話も面白くていつも楽しみにしていました！エピローグで歌詞が出てきた時、鳥肌がたちました笑 楽しい小説をありがとうございました！ (2020年6月6日 7時) (レス) id: 5b2251d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - musicmans5962さん» わぁ〜！嬉しいコメントありがとうございます！次回作も頑張ります！ (2020年6月3日 23時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めおん♪
| 作成日時：2020年5月18日 10時
