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「．．．クリス・ヴィンヤード」
「Hi！myPinha． ________一緒に来てもらおうかしら？？」
インターホンが鳴らされ、誰が来たかも確認せずにドアを開けてしまった。
長いブロンドの髪を横に垂らし、つばの広いハットを被って、顔に妖艶な笑みを浮かべている。
「っ．．！！」
ドアを閉めようとするが、足を隙間に入れられ額に拳銃を突きつけられる。
首筋に冷や汗が流れる
「そんなに怖い顔しないで？一緒に来てくれるかしら？何も持たなくていいから？ね？」
「そんな怪しい誘いに誰が乗ると思うの？」
「でも..来てくれなくちゃこれ打っちゃうかも．．．脅しよ？」
こんな住宅街で銃声なんか聞こえたら大騒ぎだし、かといってこれが偽物ともわからない。着いて行ったら何をされるかもわからない。
「．．．．わかった。支度はしたいから十分頂戴、鍵は開けとくから。」
急いで部屋に行き安室さんに連絡を入れる。この間ナンパ男から逃げた時に無理やり交換されたんだ。
こんな時に頼れる人がいるっていいな．．
「...おまたせ。」
「それじゃあ、行きましょ」
何故か楽しそうに、前を進んでく、クリス・ヴィンヤード。こっちはなんにも楽しくないってのに。
「乗って？」
「...バイクなの？」
「後で車に乗り換えるわよ」
ヘルメットを渡され渋々被る。．．．．なんかいい匂いするんだけど。ムカつくわ。
「舌、噛まないでね？」
「え？」
声がこもってて上手く聞こえない。なんて言ったの?と聞き返すが、そのまんま発車した。
一、二時間経つと高いマンションの駐車場に停る。
「はい、こっちに乗り換えるわよ！入って？」
と、目の前の白いスポーツカーに近づく。
．．．．あれ？この車どっかで。
見覚えがある車をじっと見ていると中から人がでてきた。
「やっとですか。ベルモット。っ！..こちらの彼女は？」
「私の宝物よ。バーボンここへ向かって頂戴？」
「宝物．．．？そうですか。安室透です。今日はよろしくお願いします」
「．．．AAです。...よろしくお願いします」
バーボン？ベルモット？お酒の名前じゃない！
何かのコードネームなの？
それに、私の宝物って、私は物じゃないんだけど！！
人って信用するもんじゃない。安室さんだってこの女とつるんでるとか怪しすぎる。
はぁ。と、ため息をつき車に乗り込む。前を見ると自分とそっくりに顔がガラスに写っていて吐き気がしてきた。
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よる - 面白かったです！キールが出てくるのは珍しいのでとても気になります！更新待ってまーす！ (2020年6月16日 23時) (
レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - にっしーじゃぬさん» 細かくてすみません。いつも楽しみに読ませていただいています。頑張ってください。応援しています。 (2020年3月30日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
にっしーじゃぬ(プロフ) - 明里香さん» 間違いの指摘ありがとうございます。修正しました。これからも「この顔本当にどうにかしたい」をよろしくお願いします！ (2020年3月30日 22時) (レス) id: 8eb32adcee (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 32話にも誤字がありました。「手を話すことなく」ではなく、「手を離すことなく」です。 (2020年3月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 31話にも誤字がありました。「見に行っても行かな」ではなく、「見に行ってもいいかな」です。 (2020年3月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にっしーじゃぬ | 作成日時：2019年7月23日 23時
