#06 <NO DATA WORLD 2> ページ7
《だーかーらーなー!!》
二人同時に言わないでください。というか顔が近いよ。
でもなんとなく状況は掴めた。
・これはおそらく数年後の世界。
・私、不思議な少年の名前、クラスメイトの名前はシェアハウスで同居している。
・最初、目覚めた場所はおそらくあの公園。
《だいたい、状況は掴めた。ありがとう。》
二人は呆れた顔で私を見つめた。
《ほらはやく鍵開けろよ。》
不思議な少年の名前はクラスメイトの名前の発言を聞いて、ズボンのポケットから鍵を取り出して鍵を鍵穴に差し込み、右に回した。
《あいよー》
ドアが開いた瞬間不思議な少年の名前は早速家に入り、
《たっだいまーっ》
と大きな声を出した。
すると
《おかえりー》
と声が帰ってきた。
他に誰かいるのだろうか。
私も不思議な少年の名前とクラスメイトの名前に続いて家に入っていった。
《Aちゃ〜ん、待ってたよー》
仲のいい友達の名前ちゃん?もしかして仲のいい友達の名前ちゃんもシェアハウスの同居人?
《待ってましたよ3人とも。》
幼馴染の名前ちゃんもいる。これは確信的。
《じゃあおいらはここでお暇させていただくよー》
誰??
《こいつは、未来の人の苗字未来の人の名前。覚えてねえの?》
最後に鼻で笑いやがって。
というか誰やねん。
《私の彼氏。》
え、幼馴染の名前ちゃんの…へぇー
てっきり、不思議な少年の名前とイチャラブしてると思ってたんだけどな。
《ナイニイッテンノーコノヒト》
仲のいい友達の名前ちゃん、片言やめて、悲しいよ。
《貴女でしょ、不思議な少年の名前とイチャラブしてんのは。》
はい?今なんて言った。というか自分の心の声全部漏れてるし。
《なに、襲われたいの?》
半笑いで不思議な少年の名前は言った。
《こう見えて俺、本気だから。》
その真剣な眼差しに嘘はなかった、と言いたいところだが、え。
こっちが言いたいよ!何言ってんのこの人って!!
*
はい。そのまま一夜が過ぎました。
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作者名:夜桜まお | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/457d94de031/
作成日時:2017年8月25日 18時