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蓮side
とりあえず今日は康二くんは帰ってきたばっかで疲れてるだろうし、俺がAと寝ることにした。まだ兄たちに怒ってるし、特にお酒臭い翔太くんや亮平くんは近づけたくない。
ラウは照兄が一緒に寝ることにして、Aを和室に運ぶ。やっぱりちっちゃい子はすぐ熱上がっちゃうよなって。体から熱を発するAを抱きしめながら思う。俺も、ごめんね。
起きてないはずなんだけど何かを求めて手を彷徨わせるから、今度は俺が握ってやる。いつもは大体こういうとき辰兄か涼太くんだから俺の出番はないわけなんだけど、今日は事情が事情。
まだ5歳だもんなぁ。
ア○パンマンの冷えピタがいっぱいに貼られたおでこも、力を入れると折れちゃいそうな手も、全部がちっちゃくて。これで生きてんだなぁ、なんて考えてしまった。
手はあっついしまだまだ熱も下がりそうではない。兄ちゃんたち落ち込んでるから早く元気になれよ。Aが元気ないとみんな悲しいから。
ちょっとでも俺の有り余ってるパワーあげられますようにって手を握ってた。
割と時間経ってぽかぽかのAの側で温められて眠くなってきたところで、最後に帰ってきたらしい辰兄が泣きそうになりながら和室に入ってきた。
辰「ほんとごめん、A、ごめんなぁ、つらかったよね、さみしかったよね」
って俺を完無視。冷えピタ貼ったAの小さいおでこを優しく撫でて反対の手を握って離れようとしないから、
「辰兄も忙しいのわかるけどほうれんそう、ちゃんとしてよ」
って習ったばっかりのワードをドヤ顔で披露してやった。
辰「報連相、か、そうだよね、うん、」
突っ込むこともなく妙に納得しちゃって、
辰「ほんとおにいちゃん失格だな…」
なんてすごい落ち込んでて。Aの親代わりで普段はいろんなこと顔に出さない辰兄がこんな苦しそうな顔すること、滅多にないからよっぽど反省したんだろうってわかった。
だから、
「仕方ないから辰兄が今日Aについてていいよ」
って譲ってやった。仕方ないから。
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江(プロフ) - 日和さん» 確かにそうなっていました…全然気づいていませんでした、教えてくださってとても助かりました！本当にありがとうございます…！何とお礼を申し上げていいのか…また、ご感想もとてもとても嬉しいです（ ; ; ）修正したので続編もぜひよろしくお願いします！ (2020年7月10日 0時) (
レス) id: e57f0e2a57 (このIDを非表示/違反報告)
日和(プロフ) - コメント失礼致します。毎日癒されにこの小説を見に来ています!私だけだったら……と思っているのですが続きを見ようと押すとずっと1つ目をループするのです……。私だけだったらすいません(´；ω；｀)気になってしまったのでコメントさせていただきました (2020年7月10日 0時) (レス) id: 48743f0b5a (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます！！そうですよね、私も入りたいです笑絶対癒されるだろうな〜と思いながら…そう言っていただけてとても嬉しいです！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: e57f0e2a57 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 偏頭痛ブラザーズ加入希望です (2020年7月7日 0時) (レス) id: b69e89989c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 美緒さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しく、励みになります。お待たせして申し訳ございませんが、続編に移行したので続編の方もよろしくお願いいたします！ (2020年7月4日 22時) (レス) id: e57f0e2a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江 | 作成日時：2020年6月24日 0時
