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(勇次郎side)
うきうきしたような声に内田さんが得意気にメガネをクイッと上げ、悪巧みを考えながらニヤニヤしているであろう様子が簡単に想像できてしまった。
そんな様子は想像できるけれど。
《うん、そう。私の妹》
「………はぁ」
内田さんの考えが全く分からなくてもう考えるのを若干放棄したからか気の抜けた返事が出た。
話が見えてこなくて内心少しイライラしながらも続く内田さんの言葉を待つ。
耳に入ってきた言葉は
《いやー、同居とかどうかなって》
考えもしなかった訳が分からない言葉。
「……はい？同居？どうしたんですか。内田さん、疲れてるんですか、寝ぼけてるんですか」
《寝ぼけてなんかないわよ、いつも通りよ》
いやいや、同居？
内田さん、どうした
大体見ず知らずの、それも女子と二人で同居なんてごめんだ
もし万が一、この女子が僕のことを知っていたら
言いふらされたりしたら
正直、悪い影響しか浮かんでこない。
無言になり険しい顔をしていると察したのか内田さんから声が発せられた。
《嫌そうだけど、ちょっと考えてみて》
「…はぁ」
《そこは事務所と学校に通うには不便ないとこ。
それに、私の知り合いが経営してるから家賃は安くしてもらえる。プラスA…あ、私の妹ね。Aと家賃折半だし。
Aは料理とか家事は難なくこなせるタイプだからまぁ上手いことどうにかすれば家のことは多分Aがしてくれると思う。
あと、この前探りいれてみたけどあんたたちのこと知らなかった。
だからワーギャー騒がれたりファンとして気を遣いすぎるとかってのもないはず。
……どうよ、なかなかにいいでしょ》
……確かにいいけど
ていうかそんなにすらすら良いところが出てくるあたり僕が同居を嫌がるだろうって分かってたでしょ
内田さんは一度決めたことを貫き通す性格だということは今までに身をもって感じている。
それによく考えたらこの時間から他に泊まれるところなんて見つからない。
結構長い間気まずいままの家族に一方的に『一人暮らしをする』と言って出てきた身としては家に戻るという選択肢はない。
自然とため息がもれた。
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朔藍(プロフ) - ハリネコ@サブさん» ハリネコさん！！お久しぶりです！！連載中に頂いたコメントでもすっっっっっごく励まして頂きました本当に感謝感謝すぎる泣泣最高の読者様に読んで頂けて好きになって頂けてこれほど作者冥利に尽きるものはないです泣泣ありがとうございます大号泣 (9月13日 18時) (
レス) id: 2d55a4ee9e (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ@サブ - 藍朔さん‼お久し振りです。サブから失礼してますハリネコです！久々に読みたくなっちゃって来ちゃいました笑もう五週目とかほんとにこの作品好きすぎてやばーいいい笑何回読んでも最高です！ (9月13日 15時) (レス) @page5 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - 相川あゆさん» ありがとうございます！今更で返信遅くてすみません…続きも読んでくださると嬉しいです！これからもお願いします！ (2021年12月31日 16時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 推します (2021年10月22日 7時) (レス) id: 1dc4ab95d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2021年10月21日 21時
