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(貴方side)
教室に着いたのは、というか走り込んだのは
急いで大量に置いてある花瓶の水を変え、それが終わると同時に先生が教室に入ってきた。
やば、めっちゃギリギリだった……
勇次郎にほんと感謝だな
危うくペナルティやらされるところだった……
席に着いて一息吐く。
SHRが終わると前の席の友達が話しかけてきた。
「おはよーAちゃん。ギリギリなの珍しいね〜」
「ひよりーん、おはよ」
ひよりんこと涼海ひよりは2年生で同じクラスになり、偶々出席番号順だと隣で仲良くなった友達。
陸上をするためこの学校に来たひよりんは部活と勉強を両立どころかバイトまでやっていて、それに親元をかなり離れて一人暮らしらしい。
それもバイトがかなり忙しくて大変らしく教室でぴくりとも動かず机に突っ伏して寝ていたり、とにかく大変そうだ。
今日はイチゴオレを片手に珍しく元気な笑顔を見せてくれている。
見ているこちらまで元気をもらえるような笑顔。
そこで私は昨日『明日友達に聞いてみよ』と思っていたことを思い出した。
「ひよりん、LIP×LIPって知ってる？」
「んごっ」
聞いた瞬間ひよりんは飲んでいたイチゴオレを吹き出しそうになっていた。
「え、ひよりん！？大丈夫？」
「ん"ん"ん"！！だいじょ…うぶ！！」
「そ、そう……？」
「うん！うちは平気！！」
ひよりんは立ち上がり平気だと見せるように握りこぶしをつくってみせた。
「そ、それより！！急にどしたの！？」
「あ、LIP×LIPのこと？」
「っそ！そのこと！」
「実は昨日初めて知ってね」
するとひよりんはガバッと私の手をとり顔を輝やかせた。
「うちもね、去年こっちに来てから初めて知ったんよ〜！仲間がおった！！なんかみんな知っとったから」
「え、まじか！！ひよりん、仲間か！！」
妙なところで謎の仲間意識が生まれた。
「ひよりんは去年知ったの？」
「え"、あ、うん。かくがくしかじかあってね…」
「な、なる、ほど？」
そう言ったひよりんは大変さが滲み出るような渋い顔をしているけれど裏には笑顔が混じって見えた。
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朔藍(プロフ) - ハリネコ@サブさん» ハリネコさん！！お久しぶりです！！連載中に頂いたコメントでもすっっっっっごく励まして頂きました本当に感謝感謝すぎる泣泣最高の読者様に読んで頂けて好きになって頂けてこれほど作者冥利に尽きるものはないです泣泣ありがとうございます大号泣 (9月13日 18時) (
レス) id: 2d55a4ee9e (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ@サブ - 藍朔さん‼お久し振りです。サブから失礼してますハリネコです！久々に読みたくなっちゃって来ちゃいました笑もう五週目とかほんとにこの作品好きすぎてやばーいいい笑何回読んでも最高です！ (9月13日 15時) (レス) @page5 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - 相川あゆさん» ありがとうございます！今更で返信遅くてすみません…続きも読んでくださると嬉しいです！これからもお願いします！ (2021年12月31日 16時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 推します (2021年10月22日 7時) (レス) id: 1dc4ab95d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2021年10月21日 21時
