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(勇次郎side)
「あ、そうそう勇次郎ー引っ越し先見つかったわよ」
放課後、そう声をかけてきたのは日課になっている事務所のレッスン室でダンス練習後マネージャーである内田さん。
あ、そうだ。家出たいって呟いたら内田さんが『私が探そうか？』って言ってくれたんだった。本当に探してくれてたとは思ってなかったけど。
「ほんとですか、ありがとうございます」
「私の知り合いが管理してるところでね、結構いいところなのよー、あ、スマホに色々送っといたから」
何故か顔をにやつかせて上機嫌な内田さん。
その理由が全く掴めないままスマホのメッセージアプリを開くと場所や詳細が届いていた。
事務所から徒歩で約10分
学校までは電車と徒歩で約30分
5階建てアパートの4階
築3.4年でかなり綺麗
オートロックつき
まじか、結構いいところだな。
「今日からもう入れるわよ」
「じゃあ、今から一旦家に帰ってそこ行きます」
汗拭き用に首にかけていたスポーツタオルを取りカバンに押し込んでいれば、謎に得意気な顔でカバンから真新しい鍵を取り出した内田さん。内田さんが何でそんな上機嫌なのかはもう考えないことにした。
「あ、荷物とかはどうする？運ぶ感じ？」
「服とかは2日分ぐらい持っていきます。運ぶのは面倒なので徐々に買っていこうと思ってます」
制服に着替えるのもなんだか面倒になりTシャツのままカバンに手を伸ばす。
この場に愛蔵がいたら『は？着替えろや』とかくだらない言い合いに発展しそうだけど今日は単独インタビューがあるらしい。
だから今レッスン室にいるのは数分前にきた内田さんと僕のみ。
「じゃあ家に着いたら連絡よろしくね」
「え、なんでですか」
「いいからいいから。なんか気になるのよ」
「……はぁ」
曖昧な返事をしながら鍵を受け取る。
さっきと同じく訳が分からないと思いながらも疲れている脳と身体は考えることすら面倒で思考を放棄し始めた。諦めが肝心って言うし。(←ちょっと違う)
曖昧ながらも僕が返事をしたことに満足したのか、内田さんはこれまたワケが分からない笑みを一層笑顔深めレッスン室から出ていった。
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朔藍(プロフ) - ハリネコ@サブさん» ハリネコさん！！お久しぶりです！！連載中に頂いたコメントでもすっっっっっごく励まして頂きました本当に感謝感謝すぎる泣泣最高の読者様に読んで頂けて好きになって頂けてこれほど作者冥利に尽きるものはないです泣泣ありがとうございます大号泣 (9月13日 18時) (
レス) id: 2d55a4ee9e (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ@サブ - 藍朔さん‼お久し振りです。サブから失礼してますハリネコです！久々に読みたくなっちゃって来ちゃいました笑もう五週目とかほんとにこの作品好きすぎてやばーいいい笑何回読んでも最高です！ (9月13日 15時) (レス) @page5 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - 相川あゆさん» ありがとうございます！今更で返信遅くてすみません…続きも読んでくださると嬉しいです！これからもお願いします！ (2021年12月31日 16時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 推します (2021年10月22日 7時) (レス) id: 1dc4ab95d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2021年10月21日 21時
