受付嬢の私 2

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Aside







慎くんとお付き合いが始まってから、しばらく経った頃








慎「ねぇ、Aちゃん」




「ん？」








現在私のお家に長谷川慎様が降臨しております。








慎「今度ツアー見に来てよ」




「え！行きたい！！」




慎「でも、俺だけ見ててね」




「へ？なんで？」




慎「だって、他のメンバー見てかっこいいとか言われたら俺無理」








付き合ってからは大胆になってきた慎くん。



嫉妬深い所も可愛いと思えてしまう。








「大丈夫だよ、私がかっこいいって思うのは慎くんだけだよ？」



慎「ねぇ、それずるいって/////」







そう言いながら私の肩に顔をうずめてくる。



彼のさらさらの髪の毛に触れていたら









「あ、そうだ」





ソファから立ち上がってあるものを取りに行こうとしたら






慎「どこ行くの？」




「ちょっと待ってて？」









あの時渡しそびれた“ある物”を取りに行った。









「はい、これ」




慎「え、なになに？」




「開けてみてよ」




慎「…うん？」







慎くんが袋を開けていくのを私も食い入るように見ていた。






慎「…チョコ？」




「そう、ちょっと遅くなっちゃったけど、渡せなかったから」




慎「あの時はほんっとごめん、、」




「いいのいいの笑 もう気にしてないよ」




慎「もしかしてさ、手作り？」




「、、うん。ちゃんと渡したくって」




慎「ありがとう」








そう言うとそっと私を抱きしめてくる。



私もそれに答えるように背中に手を回す。









「なんか、安心する」




慎「分かる、落ち着く」







慎くんの体温が心地良い。







慎「…まださ、付き合って1週間くらいじゃん？」




「そうだね、、」




慎「なのに、もう長年付き合ってる気でいる」




「なんでよ笑」




慎「それくらいずっと好きだったから」




「/////」




慎「ぜってぇ、離す気ないから」









慎くんが、大人になりました。

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