前髪ちょっと伸びてきた【鬼滅の刃】

ぱっつん50 ページ31

この作品もなんとか50話まで行くことができました！
本当にありがとうございます！

◇◆◇◆◇
Aside



次の日


特にすることもなかった私は、縁側でぼーっと空を見上げていると

急に視界に時透くんが入った。



『わっ！！！』


時｢あ、びっくりした？｣



少し微笑みながら私の隣に座ってきた時透くんは、さっきの私のように空を眺めはじめた。


『何か用があって来たんじゃないの？』


時｢........用がなきゃ来ちゃだめなの？｣


『いやそういう訳じゃないんだけどね』




そう言うと時透くんは視線を空に戻し、またぼーっと眺めはじめた。
そういえば時透くんってよく空を見上げたりしてるよな。


....空が好きなのかなぁ。


とか思っていたら、時透くんが口を開いた。



時｢そういえば宵闇さん前髪伸びたね｣


『うん、やっと伸びてきたよ』


時｢.........切らないの？｣


『え....うん、切らない』



時透くんは私の顔をじーっと見つめて



時｢僕は宵闇さんの顔見えた方がいいと思うんだけどな｣



とぼそっと呟いた。


今のは本気で言っているのか！？
私の顔を見て気分を害している筈だろうに......


なにゆえ....？



時｢....？別に僕は気分害してないよ｣



今のが口に出てしまっていたのか、時透くんは首を傾げながらそう言った。


......いやそれよりも気分を害していないだと！？
何をそんな冗談を.....


時｢......僕は好きだよ｣

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